いろいろなゴミ

いろいろなゴミについて、調べてみよう!

私たちの暮らしとゴミ

  • 「ゴミ」とは、だれかに「これはもういらない」と言われたもののことです。たとえば、飲んだあとのペットボトルやこわれたおもちゃ、くしゃくしゃの新聞紙などは、みんな「ゴミ」だと思うでしょう。こうした、普段の暮らしから出るゴミのことを「一般廃棄物(いっぱんはいきぶつ)」といいます。日本では、1年間で4539 万トンの一般廃棄物が排出されています(平成23年度実績・環境省調べ)。これは、ひとりが1日に、975グラムのゴミを出している計算になります。10年前は、ひとり1日1124グラムでした。みんなの努力により、少しずつゴミは減っています。

産業廃棄物
家庭だけでなく、いろいろな場所からゴミは出てきます。工場で製品を作る時に出る金属くずや、建物をこわす時に出るガレキや、ブタや牛を育てたときに出るふん尿などです。こうした、事業活動によって生じるゴミを「産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)」といいます。産業廃棄物は、いつ、どこで、だれがリサイクル処理をしたのかわかるように、きちんと管理することが法律で定められています。
  • 多くのゴミ問題
    リサイクルや焼きゃくなど、さまざまな努力によってゴミは減らされますが、日本では、年間およそ500万トンが「最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう)」で埋め立てられます。ゴミの埋立地をつくるには、広い土地とたくさんの費用が必要なため、新たにつくることは困難です。そのため、埋立地の余裕は年々減り続けていて、19年後には満ぱいになってしまいます。また、世界に目を向けると、太平洋や大西洋には、ぼう大なプラスチックの破片が浮かんでいる「ゴミベルト」があり、海の生物に被がいをおよぼしています。国境を越えたゴミ問題にも、取り組まなければならない状況です。

ゴミにまつわるあれこれ

ゴミ拾い活動
日本全国で、ゴミを楽しく拾う活動がおこなわれています。
東京湾のゴミ埋立地
ゴミと土を交互に積んでいくことで海を埋立て、最後には森林公園にする計画です。
世界のゴミ箱
シンガポールは、ポイ捨てをすると法律でばつを受ける厳しい国です。
フィリピンのゴミ山
ゴミ処理が未熟な国では、貧しい人々がゴミ山で暮らしています。

動画で学ぼう!(NHK for School)

(外部サイト)
  • 放置しないで!プラスチックごみ問題NHK 15:00
    地球は放置してても育たない
    【目標14 海の豊かさを守ろう】地球自らが地球の危機を人類に猛烈に訴える番組。今回のテーマは海のプラスチックごみ問題。SDGsを楽しく学ぼう!

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