全国で気候や地形を生かした稲作(いなさく)が行われています。日本の米づくりの歴史や、田植えから収穫(しゅうかく)までの苦労や工夫について学ぼう。
私たちが毎日の食事で食べるお米を作るには、田んぼでのさまざまな作業が必要です。
春から夏にかけて苗を育て、秋に収穫するまで、天候や水の管理、害虫・病気への対策など、多くの苦労があります。
水の管理
稲は成長にたくさんの水が必要。田んぼに水を張ったり、天候を見ながら水を調整したりして、稲が育ちやすい環境をつくる。
乾燥しすぎないように、用水路やため池などを使って適切に水を入れる。
土づくり
稲は健康な土でよく育つ。冬のあいだに田んぼの土を耕して、肥料を入れて栄養を補う。
雑草や害虫を減らすため、前もって土の状態を整えることも大切。
害虫や病気への対策
稲につく虫や病気から守るため、薬をまく方法だけでなく、なるべく自然に近い形で防ぐ工夫(天敵となる虫を活用するなど)を取り入れる生産者も増えている。
天候を見きわめる
雨が多い年や猛暑が続く年など、気候の変化はお米の収穫量に大きく影響する。
台風や豪雨に備えて田んぼの排水設備を整えたり、苗の植え方を変えたりすることもある。
機械の活用
田植え機やコンバインなどを使って、重労働を効率よく進める。機械化のおかげで、広い面積のお米を作れるようになった。
田おこし・土づくり(春)
田んぼを耕して、肥料をまぜるなどの準備。
田植え(初夏)
苗を田んぼに植える。一定の間隔を保ち、根がしっかりはるようにする。
生育管理(夏)
水やり、除草、害虫対策などを行い、稲が大きく育つように見守る。
稲刈り・乾燥(秋)
黄金色に実った稲を刈りとり、乾燥させて米にする。
米づくりには、水や土、天候などの条件を整えるための苦労がたくさんあります。
害虫や病気の対策、台風などの自然災害への備え、季節ごとの細かい作業など、多くの努力があってはじめて、おいしいお米が食卓に届くんです。
私たちが毎日食べるお米も、こうした生産者の工夫と苦労のおかげで作られていることを、改めて知っておきたいですね。
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