公害にはどんなものがあるのか、公害を防ぐにはどうすればいいのか、学ぼう!
人間活動がもたらした健康や環境への被がい
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GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート
新しく会社や工場を建て、物を作り、作った物を運んでお店に届け、売れ残った物を処分する――。こうした活動によって、私たち人間の健康や生活環境、動植物の生態系や自然環境などに大きな被がいをもたらす現象のことを「公害」といいます。おもな公害には、大気汚染(おせん)、水質汚染、土壌(どじょう)汚染、地盤(じばん)沈下(ちんか)、悪臭(あくしゅう)などがあげられますが、交通渋滞(じゅうたい)や近所のそう音、ゴミのポイ捨てなども、より広い意味で公害の一種ととらえる場合もあります。
公害への取り組み
いったん公害が発生すれば、多くの人や動植物の生活を破かいしてしまいます。そのため国や地方自治体では、法律や条令によって、公害の発生を防ぐ対策を企業(きぎょう)などに義務づけています。
求められる国際協力
これまでさまざまな公害を経験してきた日本では、公害への問題意識や取り組み、公害を防ぐ技術を大きく向上させてきました。ところが、世界に目を向けると、発展するなかで環境対策にまで手がまわらない国や、経済を優先させる国で公害は起きていて、深刻化するケースが増えています。日本の技術と経験は、国の枠(わく)をこえた公害問題を解決する手段としても期待されています。
大気汚染
工場や自動車の排気ガスなどによって、空気がよごされてしまう現象です。
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水質汚染
工場やゴミ焼きゃく場などから有害な物質が排出され、近くの川や湖、あるいは地下水に染みこんで水の性質をよごしてしまうことを指します。
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土壌(どじょう)汚染
ダイオキシン、ヒ素などの化学物質が地面に染みこむことによって起きます。
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地盤(じばん)沈下(ちんか)
地下水のくみ上げすぎなどによって地面がしずんでしまうことです。
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