(C)Tetsu TAGUCHI
前年の冬に有性生殖(ゆうせいせいしょく)し、翌年の早春には肉眼で見えるほどの芽=幼体(ようたい)となり、その後急速に生長(せいちょう)するが、まだ一人前にはならない。ひと冬をこして2年目の秋に次世代をつくるとともに枯れる(実際には枯れる直前に人間に刈り取られて食用になる)。潮間帯(ちょうかんたい)付近に多いが、透明度の高い海域では10メートルほどの深さまですき間なく生えて、海中林(かいちゅうりん)をつくる。海中林はウニ、アワビ、稚魚たちが生育する大切な場所となっている。
情報提供元: アストロアーツ(外部サイト)