日本のカブトムシは、雑木林の王者です。夜になると樹液にやってきて、ほかの虫をおいはらって、ひとりじめにすることもあります。その強さのひみつを見てみましょう。
『学研の図鑑LIVE 昆虫新版』DVDより
![羽(はね)を広(ひろ)げたカブトムシの図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_body01.png)
![1,頭(あたま)と胸(むね)(前胸(ぜんきょう))の角(つの)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body01.png)
カブトムシは、樹液やめすをめぐってほかのおすとあらそうとき、角を使ってたたかいます。頭の角で相手を投げ飛ばすことがよくあります。
![2,かたい前胸(ぜんきょう)の背(せ)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body02.png)
カブトムシの前胸の背(前胸背板といいます)はかたくなっています。かたい前ばねと同じように、身を守ります。
![3,かたい前(まえ)ばね](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body03.png)
コウチュウは、前ばね(さやばね)全体がかたくなっていることが特徴です。かたい前ばねで腹部をおおって守っています。飛ぶときには、前ばねを羽ばたかせることはしません。
![4,やわらかい後(うし)ろばね](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body04.png)
カブトムシは、後ろばねを羽ばたかせて飛びます。飛んで樹液にきます。飛ばないときは、前ばねの下に折りたたんでかくしています。後ろばねのつけ根は、後胸にあります。
![5,やわらかい腹(はら)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body05.png)
カブトムシの腹の背中側はやわらかくなっています。
![6,気門(きもん)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body06.png)
昆虫は空気を吸って生きています。カブトムシもそうで、空気を吸うあな、気門が腹の背側についています。
![正面(しょうめん)を向(む)くカブトムシの図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_body02.png)
![正面(しょうめん)を向(む)くカブトムシの図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_body05.png)
![7,口(くち)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body07.png)
カブトムシの口は、樹液などを吸いとることができるよう、ブラシのようになっています。
![8,前(まえ)あし](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body08.png)
前あしのまん中の節(脛節/けいせつ)は幅が広くなっていて、土をほるのに役立ちます。めすのほうが広く短くなっています。
![9,つめ](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body09.png)
あしの先には、鋭いつめがついています。このつめで木にのぼります。木の皮に食いこむので、なかなか木から落ちません。
![カブトムシ触角(しょっかく)の図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_body03.png)
![10,触角(しょっかく)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body10.png)
カブトムシは、樹液のあるところが触角でわかります。
触角の先を開いて、においをかぎます。そして、においのする方向に飛んでいきます。
![column コラム](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_column.png)
![カブトムシのおしっこ](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body11.png)
カブトムシは、後ろあしの片方を上げて、ふんとおしっこが混じったものをいきおいよく出します。
![カブトムシがおしっこしている図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_body04.png)
![カブトムシのおしっこ](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_body11.png)
カブトムシは、後ろあしの片方を上げて、ふんとおしっこが混じったものをいきおいよく出します。
![カブトムシがおしっこしている図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_body04.png)
カブトムシは飼育ケースと下にしくマットかチップがあれば飼うことができます。
せっかくのカブトムシ、大事に飼いましょう。
![飼育(しいく)ケースの図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_have01.png)
![飼育(しいく)ケース](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_have01.png)
カブトムシが開けて逃げないよう、ふたがしっかりしまる飼育ケースを選びます。
![防虫(ぼうちゅう)シート](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_have02.png)
飼育ケースとふたの間にはさみこみます。ハエが中に入らないようにします。カブトムシ・クワガタムシをあつかっているお店で買えます。
![昆虫(こんちゅう)マット](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_have03.png)
「クヌギマット」として売られているもの。チップでもかまいません。たっぷりと水分を吸わせてから、飼育ケースの底にしきます。かわいたままだと、カブトムシが弱ります。
![転倒(てんとう)防止(ぼうし)用(よう)の木(き)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_have04.png)
ひっくり返ったときにつかまって起き上がる木です。どんな形でもよいですが、ゴツゴツしたものを選びましょう。
![えさ台(だい)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_have05.png)
えさ台はなくてもよいですが、これがあるとカブトムシがゼリーをひっくり返すことがなくなり、飼育ケースがよごれにくくなります。
![えさ](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_have06.png)
昆虫ゼリーが一番保管しやすく、また腐らないので、飼育ケースの中がよごれにくくなります。ないときは、バナナかりんごをあたえましょう。スイカはあたえてはいけません。
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止まり木を立てると、脱走の原因となります。また、ふたと木の間が短いと、カブトムシが逃げやすくなります。
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まとめて飼うと、けんかをしたり、弱いおすやめすがえさを食べることができなくなったりして、弱ってしまうものが多くなります。
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かわいてしまうと、カブトムシは弱ります。1日に1回、こまめにきりふきでマットに水をかけましょう。たまにカブトムシにかけると、喜びます。
![column コラム](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_column.png)
![昼(ひる)と夜(よる)でどうちがう?](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_have10.png)
自然の中でのカブトムシの多くは、日が暮れてから活動が活発になります。飼っているカブトムシが、昼と夜とでどうちがうか、観察してみましょう。
![飼育(しいく)ケース昼夜(ちゅうや)比較(ひかく)の図鑑(ずかん)画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_have05.png)
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カブトムシ
(日本本土亜種)
東アジアを代表する大型のカブトムシで、頭部の角はすくい投げに適した形をしています。
全長:オス35~85mm、メス33~53mm
分布:北海道(移入)、本州、四国、九州 -
カブトムシ
(沖縄諸島亜種)
沖縄諸島(久米島をふくむ)の亜種は小型で、角はあまり大きくなりません。
全長:オス35~85mm、メス33~53mm
分布:沖縄諸島 -
サイカブト
成虫は、ヤシやパイナップルをからす害虫です。幼虫は、ヤシのくさったみきや肥料用のたい肥を食べます。季節に関係なく、成虫と幼虫が見られます。
全長:33~47mm
分布:南西諸島(移入) -
クロマルカブト
クロマルコガネともいいます。南西諸島の森林が少ない島で秋に見られます。角はなく、オスとメスの区別はむずかしいです。
全長:12~16mm
分布:南西諸島(悪石島、宝島、喜界島、奄美大島、沖永良部島、粟国島)
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コーカサスオオカブト
全長:40〜130mm
おもな分布:インド北東部〜インドシナ半島、マレー半島、スマトラ島、ジャワ島 -
アトラスオオカブト
全長:50〜110mm
おもな分布:インド北東部〜インドシナ半島、マレー半島、スマトラ島、カリマンタン島、スラウェシ島とその周辺、フィリピン -
ゴホンヅノカブト
全長:45〜80mm
おもな分布:インド北東部〜インドシナ半島、中国南部 -
マルタバンコブサイカブト
全長:40〜55mm
おもな分布:インド、タイ、中国南部
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アクテオンゾウカブト
全長:50〜120mm
おもな分布:南アメリカ北部とアマゾン川流域 -
へルクレスオオカブト
(ヘラクレスオオカブト)
全長:45〜180mm
おもな分布:メキシコ南部〜南アメリカ、小アンチル諸島 -
ネプチューンオオカブト
全長:55〜165mm
おもな分布:ベネズエラ、エクアドル、コロンビア、ペルー -
グラントオオカブト
全長:35〜70mm
おもな分布:アメリカ合衆国(アリゾナ州、ユタ州)
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サタンオオカブト
全長:55〜115mm
おもな分布:ボリビアのユンガス山脈 -
パプアサンボンヅノカブト
全長:40〜60mm
おもな分布:ニューギニア島 -
ヨーロッパサイカブト
全長:25〜42mm
おもな分布:スペイン〜東部ヨーロッパ〜インド・中国西部、北アフリカ -
オウサマサイカブト
全長:55〜80mm
おもな分布:マダガスカル島、熱帯アフリカ
![- Yahoo!きっずオリジナル -](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/h3_doctor01.png)
![カブトムシAI博士(はかせ) アイコン画像(がぞう)](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanImg_doctor01.png)
![ワシはカブトムシAI博士(はかせ)。
カブトムシの質問(しつもん)があれば、おうちの人(ひと)といっしょに聞(き)いておくれ。
時々(ときどき)、答(こた)えをまちがえてしまうこともあるから、
専門(せんもん)サイトや本(ほん)などの情報(じょうほう)もかくにんしてほしいぞ。
はじめる前(まえ)に使(つか)い方(かた)のルールなどを必(かなら)ず見(み)るんじゃ。](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_doctor01.png)
![ワシはカブトムシAI博士(はかせ)。
カブトムシの質問(しつもん)があれば、おうちの人(ひと)といっしょに聞(き)いておくれ。
時々(ときどき)、答(こた)えをまちがえてしまうこともあるから、
専門(せんもん)サイトや本(ほん)などの情報(じょうほう)もかくにんしてほしいぞ。
はじめる前(まえ)に使(つか)い方(かた)のルールなどを必(かなら)ず見(み)るんじゃ。](https://s.yimg.jp/i/kids/topic/article/beetle/lp/zukanText_doctor04.png)
※AI博士は疲れてつかえない場合があります。
そのときは次の日にきてみてください。
※カブトムシAI博士は誰でも無料で質問できます。
※はじめる前に規約の同意が必要になります。
※本コンテンツはYahoo!きっずのオリジナルコンテンツとなります。
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