もとはウサギやキツネ狩りの猟犬です。何日も食べさせずに空腹状態にしてから猟に出しました。空腹感で神経を研ぎ澄まして、獲物獲得の意識を高めさせたのです。そして、猟に成功すると、ごほうびとして、獲物の分け前やごちそうをたらふく食べさせてもらえるのです。
そうした習慣が身についてしまったせいで、ビーグルは食に対してとても貪欲です。いつもおなかを減らして食べ物を探しているように見えますし、実際底抜けの大食漢ですから覚悟しておきましょう。その分運動量は多めにしてあげることです。たくさん食べて動かないと、どんどん肥満になってしまいます。
また、猟で獲物を追い詰めた時に、ありったけの声を張り上げて、いち早く獲物の居場所を教えた者が、一番ご主人にほめられて、たくさんのごちそうをもらえることを習性として埋め込まれているので、ちょっとのことにも、とてつもなく大きくてよく通る声で鳴く犬になったのです。