「けものへんに中」の名前にもあるように、日本の和室文化には珍しくお座敷で飼育されて来た、猫と犬の中間のような特異な存在の犬です。
チンは、昔から公家や将軍など上流階級の人達が独占的にかわいがってきた犬なので、大騒ぎしてはしゃぎ回ったり、吠え立てたり、といったように興奮することはほとんどなく、いつも物静かに落ち着いています。
抜け毛や体臭がなく、咬みついたり悪ふざけをして建具を傷つけるようなことも一切ない、お行儀のいい手のかからない理想的な室内小型犬です。散歩などもほとんど必要とせず、室内を歩き回っているだけで満足するタイプなので、一緒にいるけれど散歩に連れ出せないというような人には最適の犬です。
鼻先がつぶれた犬種で暑さには弱いので、夏の温度管理には注意しましょう。