日本を訪れる外国人観光客に付き添って日本の名所などを案内し、外国語を使って日本の文化や歴史について説明するなど、旅行上のさまざまな世話をする。単に語学力が優秀なだけではダメで、日本の文化、歴史、地理、さらには産業や政治、経済など、幅広い知識と教養が必要。一緒に名所を歩き回るなどツアーコンダクター的な要素が強くハードな仕事だが、来日する外国人に日本を紹介してよい印象を持ってもらうことで国際親善に貢献するという、やりがいのある仕事だ。この仕事につくためには、国土交通大臣の実施する通訳案内業試験にパスしたうえで、都道府県知事から通訳案内業免許証の交付を受けることが必要。最終合格率は低くかなりの難関であるため、独学ではなく専門学校などで勉強してから試験を受ける人が多い。免許取得後は、旅行代理店と契約を結んだり、旅行会社に就職するなどの道があるが、現在、通訳ガイドのほとんどは日本観光通訳協会などに登録して仕事を斡旋してもらい、フリーランスとして働いている。英語をはじめドイツ語、ロシア語など、現在通訳案内業には9カ国語あるが、ここ数年、アジアからの観光客の増加にともない中国語や朝鮮語などの需要が高まっている。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)