道路や橋脚、土地の利用開発、住宅やビルの建築などで、測量計画の作成や測量を行い、基礎データを作る(実際の測量はおもに測量士補が行う)。建築物の完成時に設計どおりかどうかのチェックも行う。空港建設などの大規模なものから農地の測量や個人の土地境界線策定のための測量など、範囲が広い。ほかに、地図作成のための国土地理院の基本測量や、都市計画や市町村の町づくりなどの公共測量もある。測量士になるには大学や専門学校などで測量科目を習得し、実務経験を積むか、国土地理院の測量士試験に合格する必要がある。建設土木業界では不可欠の職業で、20万1351人(2003年4月現在)の登録があるが、近年は測量技術も進歩して、コンピュータやGPSを利用した測量が一般的で、技量に差があるのが現状。さらに、大規模開発の場合は環境アセスメントに関わるなど、仕事の幅が広がっている。女性も少しずつ増えている。建設会社、土木会社、測量会社などに就職するのが一般的だが、国土地理院に勤めたり、自分で測量事務所を開く人もいる。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)