電車を運転するだけでなく、整備点検などによる安全確保も重要な仕事。とくに時間通りで安全な運転に関しては、海外からの評価も高く、日本の電車運転士の誇りとするところだ。運転士になるためには、まず、会社に採用されてから、駅務員、車掌を経験して、各社の持つ教習所で運転訓練を受けたのち、国家資格の甲種電気車運転免許を取得する。運転士はときに、数千人の乗客の命を預かる。集中力や注意力、トラブル発生時の判断力が必要だが、心身ともにバランスのとれた人間であることが大切だと、ある運転士は話す。以前、鉄道会社の多くでは、大学卒業者を会社運営職に、高校卒業者を運転士などの現場業務にという明確な区分けがあったが、現在ではそうした区分けは少なくなってきている。ただ、会社ごとに規定が違うので、早い段階で確認しておくことだ。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)