薬局や病院に勤め、医師の処方箋に従って薬を調剤する。ほかに、血液センター、製薬会社や大学、バイオビジネスの研究所などで働く薬剤師もいる。また、国や都道府県の職員として、産業廃棄物処理施設などの事業の許認可や土壌・水質検査、薬品検査、有害・有毒物質の検査などを行う人もいる。薬剤師になるには、4年生の薬学系大学や大学の薬学部を卒業し、国家試験を受ける。ただし、将来的には、薬剤師も医師と同じように大学は6年制になる。そして、やがては現状よりもさらに医師が診断・治療し、薬剤師が薬を調剤するという医薬分業が進むことが予想される。大規模なチェーン店の薬局が増えたこともあって、今でも薬剤師は不足しているし、コンビニに薬が置かれるような時代になると、さらに需要は増える。ただ、これからその重要度が増すにしたがって、医療・薬品の情報開示という社会的な圧力もあり、バイオなどを含む新しい薬剤の知識や、医師との連携など、薬剤師の能力と知識が今まで以上に問われることなる。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)