聴覚や言語機能の障害を持つ人に対して、検査やリハビリテーションを繰り返しながら、機能回復をうながしていく。「耳がよく聞こえなくて言葉がわからない」「聞こえても発声や発音ができない」「言葉が理解できない」といった障害は先天的なものだけでなく、脳卒中や脳梗塞、耳の病気など後天的な病気が原因となって発病することも多い。患者は話したくても言葉にできない、相手の話すことがわからないという、もどかしさをつねに抱えている。そのため、患者と接するときには、心理学的な知識や技術も必要となる。加えて繊細な心配りや、観察力、記憶力、相手が表現したいことをくみとれる洞察力などが求められる。言語聴覚士は1997年にできたばかりの国家資格。国家試験を受験するためには、全国に20校ある言語聴覚士養成所(3年間)を卒業、あるいは大学で指定科目を履修し卒業するなどの方法がある。活躍の場は病院や、福祉施設、自治体、教育機関などのほか、在宅・訪問診療でリハビリテーションにあたる場合も増えてきている。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)