発明や創作などは、他人が勝手に真似して金銭を儲けないよう、特許権や実用新案権などの産業財産権によって保護されている。弁理士は、その産業財産権の申請を依頼者に代わって行う。国家資格の弁理士試験に合格しなければならない。法律に携わる仕事だが、発明をきちんと理解し、書面に作成できる力が必要。そのため、理科系の学部を卒業した人が約8割を占める。勤務先は企業の特許部門や特許事務所など。独立する人も多い。発明が生み出す利益は、権利が保護される範囲によって変わってくるので、その範囲を広げることが求められる。また、1分1秒を争って、他人に先んじて特許権を申請しなければならないときもある。発明を生かすも殺すも弁理士次第の世界ともいえる。現代は技術革新のスピードが速く、いったん資格を取ってからも日々の勉強は欠かせない。国際化が進んでいるので、英語の読み書きはできたほうがよい。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)