教師や警官といった専門職ではなく、いわゆるお役所で事務的な仕事をする公務員を一般行政職という。国の官公庁で働く国家公務員と、地方自治体の各機関で働く地方公務員に大別される。国家公務員の採用は3種類の試験に分けて行われている。大卒の幹部候補生を想定した国家公務員Ⅰ種、短大、専門学校卒業生を想定した国家公務員Ⅱ種、高校卒業生を想定した国家公務員Ⅲ種。ただし現実にはⅡ種もⅢ種も大学を卒業して受験する人が多い。Ⅰ種合格者は「キャリア」と呼ばれ、特に法的根拠があるわけではないのに圧倒的なスピードで出世をすることで知られている。地方公務員の採用方法などはそれぞれ自治体によって異なる。国家公務員、地方公務員ともに採用数は減少気味で、特に財政難にあえぐ地方自治体の中には年によってまったく採用をしないところも出てきている。自治体の合併や、地方分権がどこまで進むかなどによって、採用動向や仕事の中身も変わってくるはずだ。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)