ガラスの製造を含む技術は江戸時代末から明治時代にかけて、ヨーロッパから入ってきた。産業として確立されたのはこのころのことである。ガラス工芸のなかでもっとも古い製品は、蜻蛉玉(とんぼだま)である。これは世界各地で作られていたガラス工芸の基礎ともいえるもので、今に残る最古の蜻蛉玉は、紀元前18世紀ごろのメソポタミアで作られている。日本で本格的なガラスの製造が始まったのは、江戸時代末から明治にかけて、ヨーロッパからさまざまな技法が伝わってきてから。このころから作られているもののなかでは、金剛砂でガラスの表面に彫刻を施す「切子(きりこ)」が有名である。
産地:江戸切子(東京都)・大阪蜻蛉玉(大阪府)・肥前びーどろ(佐賀県)・薩摩切子(鹿児島県)など
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)