録音に限らず、制作費の管理や、CDジャケットのデザイン・印刷、宣伝など、レコーディングの企画から販売まで、すべてのビジネスをプロデュースする。レコード会社や原盤制作会社に所属していることが多い。音楽に関する専門知識に加えて、歌手やミュージシャンの能力を把握できて、コミュニケーションスキルがあり、音楽ビジネスに関するあらゆる知識が必要である。最近では、レコーディングプロデューサーを養成する専門学校もあるが、人的なネットワークの広さと経験の深さ、つまり、コネがあるとか、顔がきくというのが、何よりも重要な職種である。ちなみに、昔は、音楽業界といえば、おもにレコード会社と、歌手や音楽タレントやミュージシャンを抱えるプロダクションの2つを指していた。特にレコーディングに関しては、レコード会社がスタジオを所有し、レコード会社の社員が、レコーディングディレクターやレコーディングエンジニア(ミキサー)の仕事をしていた。しかし、CD制作の数が増えるにつれて、原盤制作会社やインペグ屋などが生まれ、レコーディングの仕事は、しだいに専門化され、専門業者や専門家が請け負うようになった。しかし、もともとは1つの業界だったわけで、重要なのはあくまでも、コネがあるとか、顔がきく、ということである点には変わりはない。専門学校で勉強をしても、レコーディングプロデューサーとして成功するのは非常にむずかしい。
もっと見る(13歳のハローワーク 公式サイト)
情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)