テレビやラジオの台本を書く仕事という意味でつけられた名称だが、実態はかなり違ってきている。シナリオライターとは似て非なるもの。彼らが仕事をしているのはドラマや報道以外の、主としてバラエティ番組、情報番組。また作家と名がついているが、多くの番組では字を書くのは二の次で、何も書かない人さえいる。何をするのかというと、ディレクターらとともに、番組の中身についてさまざまなアイデアを出すのが仕事だ。バラエティ番組は複数の、多い場合は10人を超える放送作家を抱えている。シナリオライターより番組1本あたりの報酬は少ないが、1週間に10本以上の番組を担当する人さえいる。ただしフリーランスの場合も番組制作会社などに属している場合も、収入が少ないというより、いつ仕事がなくなるかわからない状態といっていい。リサーチャーなどテレビと何らかのつながりがある仕事をしたうえで、認められて番組のスタッフになっていくというケースもあるが、売れっ子タレントの高校時代の親友という理由でなれてしまうという世界でもある。テレビより小所帯のラジオ番組の構成から仕事を始める人も多い。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)