タイトルを付けたカバーに始まり、本文の印刷された本文紙、そしてそれを綴じる表紙など、一冊の本の造形をデザインする。小説やエッセイ集、また企画本の内容を理解し、読者層を想定しながら仕事に取り組む。装丁家になるには、デザインの基礎を美術系の学校で学び、すでに活躍している装丁家のもとにアシスタントとして入ったり、雑誌・書籍などのエディトリアル系のデザイン事務所で働くのが第一歩である。働きながら紙や印刷に関する知識を深めていき、仕事をまかされていくなかでやがて独立を目指すことが一般的だ。出版不況のため、発注先である出版社はデザイン料のコストを削減するために、社内の装丁室でデザインをすることが多くなってきている。ただしその一方で、本が商品であることをふまえた上で良質なデザインをする装丁家には各出版社から仕事が殺到している。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)