出版業界は主に、書籍や雑誌などを発行する出版社、商品の出荷を管理し、出版社と書店の間を結ぶ取次、一般読者へそれらを販売する書店の3つに分かれている。一部の場合を除き、本は、出版社→取次→書店という経路で読者の手に届く仕組みになっている。出版業界という言葉から多くの人が連想するのは、出版社に勤務する編集者のことだろうが、それ以外にもこの業界には実にさまざまな職種が存在する。たとえば、出版社には書籍制作のスケジュール管理を主な業務とする人もいるし、取次では本をいかに無駄なく全国に送るかを考える人がいるし、書店にはその書店独自の色を出すために、どんな本をどれくらい仕入れるのかを企画する人がいるという具合だ。文章が好きで、なんとしても本に関わる仕事がしたいという人は、まず、本がどういう工程で作られ、どのようにして自分の手元まで届いているのかを想像してみるといいかもしれない。どの種類の会社にしろ、そこで働くためには正規の試験を受けて入社するか、アルバイトなどをしてコネクションをつくるかというのが普通である。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)