管弦楽団や交響楽団を指揮する。音楽大学の指揮科で学ぶか、海外で個人教授を受ける。あるいは作曲を学んだ後に指揮者になるケースもある。指揮者を職業としている人は、日本中で10人にも満たないかもしれない。日本の交響楽団が外国人の有名な指揮者を招待してコンサートをすることも多いからだ。ひょっとしたら、総理大臣になるより、指揮者として成功するほうがむずかしいかもしれない。音楽と楽器に対する深い理解と敬意、作曲家の意図とアイデアに対する卓越した想像力、そして演奏家たちの才能を引き出すコミュニケーションスキルとカリスマ性、プロデューサーとしてオーケストラを率いる忍耐力と指導力、すべてを備えていなければ指揮者にはなれない。音楽を愛する人にとって、フルオーケストラの指揮は、永遠のあこがれである。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)