コンパスは、方角を知るための道具です。
たとえば「南の空にさそり座が出ている」とわかっていても、南がどちらなのかがわからなければ、星座をさがすのがたいへんです。コンパスを使って、東西南北の方角を確かめておきましょう。
▽北極星を使って方角を知るには
星座をさがすのになれてくると、はじめての場所でも、星座をたよりに北の方角をさがすことができるようになります。
まず、星空をぐるりと見わたして、7つの星がスプーンの形にならんだ「北斗七星(ほくとしちせい)」か、5つの星がWの形にならんだ「カシオペヤ座」をさがします。
「北斗七星」が見つかったときは、スプーンの先の2つの星をむすんだ線を、5倍の長さにのばすと、そこに北の方角の目印「北極星(ほっきょくせい)」が見つかります。
「カシオペヤ座」が見つかったときは、Wの字のまん中から線をのばしていくと、おなじように「北極星」が見つかります。
「北極星」は北の方角の目印の星で、一年中、どんな日付けや時間でも、ちょうど北の方角で光っています。北極星に向かって立って、右手の方角が東、左が西、北極星のちょうど反対がわが南の方角になります。
情報提供元: アストロアーツ(外部サイト)