(C)Kojo TANAKA
家畜種である。品種数は約300ほど。世界各地で飼育されているが、オーストラリアやニュージーランド、南アメリカなどがとくに多い。大きさは、肩高40~85センチメートル、体重20~150キログラム。紀元前9000年には、イスラエルなど中近東の農耕地域で家畜化されたと思われる。各種の野生ヒツジの遺伝子がどのような割合で受けつがれているかは定かではない。ヒツジといえば羊毛だが、野生ヒツジの毛はあらく、量も少ないため、家畜化の初期は食肉や毛皮、つのなどの用途のほうが多かったかもしれない。
情報提供元: アストロアーツ(外部サイト)