働く人「食」編

「食」にかかわる仕事をする人には、どんな人がいるのかな? ここでは、「カフェ店長」「食品会社・会社員」「イタリア料理・料理長」の方にききました。

「食」にかかわる分野で働く人

  • 「食」にかかわる分野で働く人にききました!

    『仕事の内容・やりがい・きっかけ・みちのりは?』

(カフェ店長)藤田真希さん

  • ■仕事内容
    個人で、カフェと雑貨のお店を経営しています。
    お店の雰囲気作りや、料理のメニューも考えます。

    ■やりがい
    普通の大手のカフェではできないようなサービスが、小さなカフェだと実現できることです。小さなカフェでお客様といい意味で、近い存在、くだけた会話ができるという関係を築けることが一番の魅力です。お客様一人一人と向き合える……これが小さなお店の醍醐味(だいごみ)かもしれません。

    ■きっかけ・みちのり
    カフェを始める前は、OLとして働いていました。
    OLとして働きながらも“自分は何がしたいのだろう?”と考える毎日で、自分の周りにオシャレなカフェがないことに気付きました。そして、“ないなら自分でカフェを作ってしまおう!!”と決意したのがきっかけです。
    それから、OLをしながらカフェの勉強をする毎日で、平日はOL、土日はカフェで働くという生活を5年続け、OLを辞めたあとに起業しました。

(食品会社・会社員)やっちんさん

  • ■仕事内容
    お米を中心とした穀物類の卸業の会社に勤めています。
    営業部を経て、仕入の業務担当(事務処理や発注など)や生産管理業務の一部を担当しています。

    ■やりがい
    メーカー側の立場から商品を作り出すことができることと、スーパーや飲食店・業務用食品の会社がお客様なので日々動きがあることが面白いと感じます。以前スーパーに勤めていたのでなおさらその思いが強いのかもしれません。また、生産や仕入の仕事をして感じたのは、会社の生産部門の重要な部分を担っているという実感が沸いてきたというところです。

    ■きっかけ・みちのり
    会社倒産によって2度の転職を余儀(よぎ)なくされました。
    どちらかというと職種・業種よりも地元で働きたいという思いが強く、そのなかで現在の会社に入社することになりました。
    スーパーで働いていたこともあり、食品関係の業界に入ることに抵抗はなかったと思います。

イタリア料理・料理長(吉村透さん)

  • ■仕事内容
    料理長(シェフ)として調理場に入って、パスタなどのイタリア料理を作っています。
    お店の営業時間外では、メニューを作成したり、会議資料を作成したりします。
    片づけやパスタの麺(めん)作りや食材を使って料理の仕込みなどもします。

    ■やりがい
    料理を志す人は、料理が好きだったり、作るのが好きだったりする人が多いです。作った料理が「おいしい!」と誰かに喜んでもらえるということが一番の魅力ですね。
    その後、料理長という立場になり、お客様とより近くで接することができるようになりました。記念日などの大切な時間をこの空間で過ごしていただいたお客様より、「ほんとにおいしかった」「よかった」「思い出に残りました」「また来たいです」という言葉をいただく瞬間が本当にうれしいです。

    ■きっかけ・みちのり
    小学校3年生からシェフにあこがれていました。中学・高校は普通に過ごして、就職活動をする時になりたいものがたくさんあったのでとても迷いました。
    工業系の学校でしたが、「バーテンダーになりたい」という夢と、「料理を勉強したら?」「料理が向いているよ」という周りのアドバイスもあり、調理の専門学校に進みます。
    専門学校で、料理を学んでいくうちにイタリア料理に興味を持ち、いつかイタリアに行きたいなと思うようになりました。しかし、専門学校に「フランスの和食屋さん」の求人があったので、フランスで1年半修業をしました。帰国後は、地元の旅館の和食屋さんで4年近く修業をしましたが、どうしてもイタリア料理があきらめられず地元を離れました。仕事を探す中で、今の職場の総料理長と出会います。
    その出会いを経て、「イタリア料理店をオープンするから一緒に働かないか。」と、声をかけてもらいイタリア料理の勉強が始まりました。そして現在、イタリア料理店の料理長になりました。

  
タグ一覧ページをみる