フィルターバブルってなに？

フィルターバブルってなに？

フィルターバブルというのは、インターネットを使っているうちに、自分が好きな情報や、似たような考え方だけに囲まれてしまうことだよ。

インターネットには「アルゴリズム」っていうプログラムがあって、きみが「ネコ」の動画をたくさん見ると、「この子はネコが好きなんだな！」って覚えてくれるんだ。

そして次にインターネットを開いた時に、また「ネコ」の動画や写真を見せてくれるんだ！

これがずっと続くと、きみがインターネットで見るのは、いつのまにか「ネコ」の情報ばかりになっちゃう！　これが、フィルターバブルに入っている状態なんだ。

フィルターバブルはどうして問題なの？

「好きな情報だけ見れるなんて、最高じゃん！」と思うかもしれないね。

でも、ずっとフィルターバブルの中にいると、いろんな問題が起こるんだ。

たとえば、自分とちがう考え方を知ることが難しくなる。もしきみが「Aは絶対正しい！」と思っていても、ほかの人は「Bの方がいい！」って考えているかもしれないよね。

でも、フィルターバブルの中にいると、「Aは正しい！」という情報ばかり見ちゃうから、「B」の考え方を知るチャンスがなくなっちゃうんだ。

そして、きみが信じたい情報ばかり見ていると、「これはウソの情報かもしれない」と疑う力が弱くなっちゃうことがあるんだ。

すると、本当じゃない情報（フェイクニュース）を信じこんでしまう危険があるんだよ。

フィルターバブルからぬけ出すにはどうしたらいいの？

フィルターバブルからぬけ出すには、いろんなニュースを見てみることが大事だよ。

テレビのニュースや新聞、インターネットのニュースサイトなど、いろんな場所で同じ出来事について調べてみると、「こっちのニュースではこう言ってるけど、あっちではちがうことを言ってるな」という発見があるはずだよ。

それに、いつもとちがう検索をしてみるのもいいね！

いつもは「ゲーム　最新作」と検索をしているなら、たまには「ゲーム　歴史」とか「ボードゲーム　人気」みたいに、ちょっとちがった言葉で検索してみよう。

インターネットは、楽しい情報がいっぱいの場所だよね。

でも、フィルターバブルに気づいて、いろんな世界に目を向けることで、情報を正しく見分け、もっとかしこくインターネットを楽しめるようになろうね！