ダークツーリズムってなに?
2025/07/31
こんなことがかいてあるよ!
- ダークツーリズムは、戦争や災害など悲しいできごとにまつわる場所をたずね、歴史を学んだりぎせいになった人たちをしのんだりする観光のことだよ。
- ダークツーリズムに行くときは、その土地の人たちの気持ちを考えて、思いやりをもって学ぶことが大切だよ。
ダークツーリズムってなに?
みんなは旅行は好きかな? 知らない場所に行ったり、おいしいものを食べたりするとワクワクするよね!
そんな旅行の過ごし方のひとつとして、「ダークツーリズム」というものを知っているかな?
ダークツーリズムは、日本語にすると「暗い観光」という意味だよ。
これは、楽しむために行く観光とはちがって、戦争や地震、事故などのひがいを受けた場所や、昔のけいむしょ、お墓など、悲しいできごとがあった場所を訪ねることを指すんだ。
広島の「原爆(げんばく)ドーム」| Image via Shutterstock
ダークツーリズムという言葉をつくったのはイギリスの研究者、ジョン・レノンさんとマルコム・フォーリーさんだよ。
楽しい観光は「光」のイメージがあるけれど、ダークツーリズムは「かげ」の歴史を見つめ、学ぶための観光なんだ。
なんのためにダークツーリズムに行くの?
ダークツーリズムに行く目的はいくつかあるんだ。
まず、悲しいできごとを忘れないようにするためだよ。
また、悲しいできごとのぎせいになった人たちの気持ちを思い出すためでもあるんだ。
自分もそのできごとが起きた場所に行き、どんなことがあったのかを知ることで、痛みや悲しみを感じることができるんだよ。
さらに、歴史を学んで同じまちがいをくり返さないようにしたり、その土地の歴史や文化を深く知るきっかけにもなるんだ。
そして、観光を通じてその地域でお金を使って、地域の人の生活を支えることもできるんだよ。
Image via Shutterstock
日本や世界にはどんなダークツーリズムがあるの?
日本や世界には、ダークツーリズムができる場所がたくさんあるんだ。
たとえば日本では、広島にある、原子ばくだんのおそろしさを伝える「原爆(げんばく)ドーム」や、北海道のつらい労働の歴史がある「網走(あばしり)けいむしょ」があるよ。
世界に目を向けると、たくさんの罪のないユダヤ人が殺されてしまったポーランドの「アウシュビッツ強制収容所」や、大きな事故があったウクライナの「チェルノブイリ原子力発電所」のがあった場所、飛行機が大きなビルにつっこみ、多くの人がぎせいになったアメリカの「グラウンドゼロ・9/11メモリアルミュージアム」などがあるんだ。
どの場所も、楽しいというよりも、胸がしめつけられるような気持ちになるかもしれないね。
でも、だからこそ大切なことを学べるんだよ。
ポーランドにある「アウシュビッツ強制収容所」|Image via Shutterstock
まとめ
ダークツーリズムは、楽しいだけの観光とはちがって、「かげ」の歴史に光をあてるものだ。
戦争や事故、事件のきおくを忘れないようにし、次の時代に伝えていくための大切な活動でもあるんだ。
楽しい気持ちにはなれないかもしれないけれど、昔の人たちがどんな思いをしたのかを知ることで、みんながよりよい未来を作るヒントを見つけられるのかもしれないね。
そして、こうした場所では、悲しいできごとのあとにも人々が立ちあがり、平和や復興に向けて努力してきたことも学べるんだ。
そこには「よりよい未来を作りたい」という希望もこめられているんだよ。
Image via Shutterstock
みんなも、気になる「ダークツーリズム」の行き先を探してみてね。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)