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化石燃料ってなに?

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2025/04/17

こんなことがかいてあるよ!

  • 「化石燃料」とは、石油・石炭・天然ガスなど、大昔の植物や動物が、地球の中に長い時間うまってできた燃料のことだよ。
  • 化石燃料はとっても便利だけど、地球温暖化も引き起こしてしまう。だから、変わりに再生可能エネルギーを使っていくことが大事なんだ!

化石燃料ってなに?

「化石燃料」っていうのは、石油・石炭・天然ガスのことを言うんだよ。

実はこれ、大昔の植物や動物が、地球の中に長い時間うまってできたものなんだって!

たとえば、すごく昔に生きていた木やプランクトンが、土の中でギュッとおされて、熱や圧力で少しずつ変化して、石油や石炭になるんだよ。だから「化石」って名前がついているんだね。

Image via Shutterstock

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これらの燃料は、火をつけるとよく燃えるから、発電所や工場、車や飛行機など、いろんな場所でエネルギー(ものを動かしたり温めたりする力)として使われているよ。

化石燃料はどうして問題なの?

化石燃料はとっても便利でみんなの生活を支えてくれているものなんだけど、実はちょっと困ったこともあるんだ。

それは、地球がどんどんあたたかくなる「地球温暖化」を引き起こしてしまうことだよ。化石燃料を燃やすと「二酸化炭素(CO2)」というガスが出る。それが空気中にたまると、太陽の熱をとじこめて、地球の気温が上がってしまうんだ。

地球温暖化が進むと、氷がとけたり、大雨や台風が強くなったりと、世界中で自然災害が増えてしまうんだ。

Image via Shutterstock

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それに、化石燃料は「いつかなくなってしまう」資源なんだ。今みたいにずっと使い続けることはできないから、未来のために、化石燃料を使わないでエネルギーをつくる方法を考える必要があるんだよ。

化石燃料を使わないエネルギーのつくりかた?

じゃあ、化石燃料を使わないで、どうしたらエネルギーをつくれるんだろう?

化石燃料を使わないエネルギーに、「再生可能エネルギー」と呼ばれるものがあるよ。

これは、太陽の光や風・水の流れ・地熱・植物など、自然の力を使って電気を作る方法なんだって。たとえば、太陽光パネルをつければ、太陽の光で電気が作れるし、風車をまわせば、風で電気ができるんだよ。

Image via Shutterstock

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太陽や風などの自然の力はずっとあるものだから、くり返し使ってもなくならない。だから「再生可能(くり返し使える、ということ)」と言われるんだね。

それに、エネルギーを作る時に二酸化炭素をあまり出さないから、地球にもやさしいんだ。

もちろん、太陽が出ていない夜や、風がふかない日にはエネルギーを作れないこともある。だから、電気をためておくしくみを作ったり、つくったエネルギーをむだなく使うための工夫もされているんだよ。

まとめ

化石燃料は、昔の植物や動物からできた、大切なエネルギーなんだ。でも、地球をあたためてしまったり、なくなってしまうかもしれないっていう問題もあるんだね。

だから、太陽や風、水の力で作る「再生可能エネルギー」に少しずつ変えていくことが、未来の地球を守るためにとっても大切なんだ!

たとえば、おうちの人といっしょに「おうちの電気はどうやってつくられているか?」「おうちの電気を再生可能エネルギーの電気に変えられないか」など調べてみるのもいいね!

それに、テレビやゲームを使っていないときはこまめに電源を切ったり、冷蔵庫のドアはすぐに閉めたりして、使う電気をなるべく少なくすることも大事な行動なんだよ。

そんなふうに、みんなが未来のためにできることを、考えてみよう!

情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)

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