ピンチをすくえ！　動物を守る車のヒミツ

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2025/10/23

日本

車で山道や道路を走っていると、とつぜん動物が飛び出してくることがある。すぐに止まれたらいいけれど、止まれないと動物をきずつけてしまうね。

交通事故で動物が命を落とすことを「ロードキル」というよ。実は日本では分かっているかぎり1年間で12万件以上も起きているんだ。犬やネコ、タヌキ、キツネ、鳥など、多くの生き物がぎせいになっているよ。

ロードキルを減らそうと立ち上がったのが、日産自動車だ。日産自動車は「NISSAN ANIMALERT（ニッサン・アニマラート）」という仕組みを開発したよ。

これは、人間には聞こえないけれど、動物には聞こえる特別な音を車から出して、車が近づいていることを動物たちに知らせるんだ！

今は、鹿児島県（かごしまけん）の奄美大島（あまみおおしま）にすむ、絶滅の危機にある「アマミノクロウサギ」を守るための実験が進められているよ。実際に音を流すと、アマミノクロウサギがすぐににげることが確認されたんだって！

道路は人間の生活にとって大切だけれど、動物には危険な場所になることもあるんだね。

みんなのまわりにも、生き物に危険な場所がないか、どうすれば人間も生き物も安全に暮らせるか、考えてみよう！