パソコンの中のお宝を探すスポーツ⁉
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2025/10/16
日本
こんなことがかいてあるよ!
- パソコンの中には、まだ使えるし、売るとお金になる部品がたくさん入っているんだ。
- それを体験できる大会が「バラシンピック」だ!
みんなのおうちにあるパソコンは、古くなったりこわれたりしたらどうしてる? 修理屋さんに直してもらう? それとも、そのまま捨てちゃう?
実はパソコンの中には、「CPU(シーピーユー。指示を出す中心の部分))」や「マザーボード(部品をつなぐ、体の中心)」という、まだ使えるし、売るとお金になる部品がたくさん入っているんだ。つまり、キラリと光る「お宝」がたくさんねむっているってことだね!
でも、多くのパソコンは、のりでくっついていたり、特別なネジが使われていたりと、簡単に分解できないように作られている。
だから、せっかくのお宝部品が取り出せずに、リサイクルされずに捨てられちゃうことが多いんだ。これは「電子廃棄物(でんしはいきぶつ)」というごみになって、地球をよごしてしまう原因にもなる。もったいないよね…。
そんな「もったいない」を「楽しい!」に変えちゃうイベントがあるよ。それが、パソコンを分解する新しいスポーツ「バラシンピック」だ!
Image via 合作株式会社
ルールはかんたん。3人1組のチームになって、10分間でパソコンを分解するよ。そして、中から「高く売れる部品」、つまり「お宝」をどれだけたくさん見つけ出せるかをきそうんだ。
「うーん、このカバーがなかなか外れないぞ!」
「こっちのネジを先に回してみたらどうかな?」
「見て! 大きな部品が取れた! やったー!」
やってみると、パソコンの中に想像以上にたくさんの部品があることや、それぞれがガッチリくっついていて、外すのがすごく大変なこともわかったよ。
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分解が終わると、モノを分解する専門家が取り出した部品を一つ一つチェックして、値段をつけてくれるんだ。
すごいチームは、なんと1台のパソコンから1万円近いお宝を見つけ出していたよ!
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このゲームを体験すると、正しく分解すれば、古いパソコンも価値のあるお宝に変身することがわかるんだ。
でも、今の世の中では、モノを「作る人」と、モノを分解して「リサイクルする人」が別々になっていることが多い。
それで、「もっとこうすれば分解しやすいのに…」という声が、作る人に届きにくくなっているんだ。
だから、バラシンピックの本当の目的は、ゲームに勝つことじゃなくて、みんなでワイワイ楽しみながら、モノの未来について話せる場所を作ることなんだ!
Image via 合作株式会社
モノを大切にして、じょうずにリサイクルできれば、未来の地球もきっと守れるはず。
モノを大切にできる社会を、みんなで楽しみながら作っていこう!
※ パソコンの分解は、感電したり、部品でケガをしたりする危険もあるよ。もし「やってみたい!」と思ったら、必ずおうちの人に相談して、安全な方法を調べてからチャレンジしてみてね。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)