今ここで地震が起こったら、どうする⁉
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2025/08/28
日本
こんなことがかいてあるよ!
- 災害は、いつでもとつぜんやってくるものだよ。だから、いざというときにどうしたらいいかふだんから考えておくことが大事なんだ。
- 「そのとき、どうする?展」という展示では、10個の質問に答えながら、災害が起こったときにどうするかを考えたり知ったりできるよ。
見て見て! 机の上に、積み木があるよ。この積み木は、自由に積み上げていいんだ。
Photo by Kimika Tonuma
でも、10分後、テーブルがぐらぐらと激しくゆれ出した!
Photo by Kimika Tonuma
あーあ、せっかく積み上げた積み木のお城がぜんぶこわれてしまったね。
実はこの机と積み木は、みんなが暮らす町に、地震(じしん)がきたときのことを表現しているんだ。
地震だけじゃなく、こう水や火災など、災害はいつだって「とつぜん」やってくるよね。
そのとき、みんなだったらどうするかな?
そんな質問をみんなに考えてもらうために、東京都の六本木で2025年の7月から11月まで開かれている展示会があるんだ。展示の名前は、「そのとき、どうする?展」。
この展示では、「『安全な場所』って、どこ?」「十分な備えって、どのくらい?」「『そのとき』は、いつやってくる?」というように、会場の中にみんなに考えてほしい質問が10個ちりばめられているんだ。
撮影:木奥恵三
もちろん、展示の中にはその質問のヒントもあるよ。
たとえば、「『安全な場所』って、どこ?」という質問がある場所では、いつどこに津波が来るかがわかる「リアルタイム津波浸水被害予測(つなみしんすいひがいよそく)システム」や、日本の地形とこう水の被害の大きさがわかる「YAMAP(ヤマップ)流域地図」という特別な地図も見られるんだ。
出典:「流域地図」ウェブサイトより
別の場所では、災害が起こった後の生活で何が必要なのかを考えてもらうために、ひなん所でみんなが「ひとりで過ごせる場所」を作るための「簡単に作れるかべ」が展示されているよ。
この間仕切りは、紙のつつに布をかけるだけで作れるから、ものが少ないひなん所でも簡単に作れて便利なんだ!
撮影:木奥恵三
展示の中にある10個の質問には、自分のスマートフォンや会場のタブレットから回答できるようになっているよ。答えを送ったら、次の日から会場のスクリーンに自分の答えが映されるんだ!
Image via 2_21 DESIGN SIGHT1
こんなふうに、展示を見ながら「そのとき、どうする?」を自分で考えてみることで、いざ災害が起こったときに落ち着いてにげられたり、周りの人を助けてあげられたりするかもしれないね。
みんなも、災害が「想像もしていなかったこと」じゃなくて、「いつか来るって準備していたもの」になるように、ふだんから心がけてみよう!
やってみよう!
みんなも、おうちの人や友達と、次の質問について話してみよう。
1.「安全な場所」って、どこ?
2.十分な備えって、どのくらい?
3.「そのとき」は、いつやってくる?
4.災害をどのように知る?
5.大切な人と連絡がとれない。そんなときに備えて、どうする?
6.あなたにとって、その後の生活に必要なものはなに?
7.いつもの毎日を送るなかで、大切な人にできることはなに?
8.「復興」って、なんだろう?
9.私たちの暮らしを支えてくれているものってなに?
10.いまここで大災害が起こったら、どうする?
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)