ヒートアイランド現象ってなに?
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2025/07/03
日本
こんなことがかいてあるよ!
- ビルや道路がたくさんある都会で、自然の多い場所よりも気温が高くなってしまうことを「ヒートアイランド現象」と言うよ。
- コンクリートやアスファルトが太陽の光を吸いこんで、都会が暑くなってしまうんだ。
ヒートアイランド現象ってなに?
夏の暑い日に、田んぼや森がある場所よりも都会のほうが、すごく暑く感じたことはないかな?
夜も暑くて、なかなかねむれないこともあるよね。
それは「ヒートアイランド現象」のせいかもしれないよ。
ヒートアイランド現象とは、ビルや道路がたくさんある都会で、自然の多い場所よりも気温が高くなってしまうことを言うんだ。
Image via Shutterstock
ヒートアイランド現象はどうして起こるの?
都会の気温が高くなる理由は、ビルや道にあるんだ。
ビルに使われているコンクリートや、道に使われているアスファルト(石や砂と石油からできた液体を混ぜたもの)は、太陽の光をたくさん吸いこんで、熱をためてしまうんだ。
特にアスファルトは、クレヨンが溶けるくらい熱くなってしまうこともある!
そして、その熱が夜になってもなかなかさめないから、都会はずっと暑いままになってしまうんだよ。
Photo by Ryuhei Ohoishi
それに、都会に木や土が少ないことも、暑くなるもうひとつの原因だ。
どうしてかというと、木や土はそこにふくまれている水分が蒸発するときに熱をうばってくれるから、まわりがすずしくなるんだよ。
でも、都会では木や土が少ないから、水分の「蒸発」もあまり起きないんだ。
ヒートアイランド現象は、どうしたら防げるの?
ヒートアイランド現象が起こると、夜でも暑くてねむれなくなったり、エアコンの電気をたくさん使うことで、さらに地球をあたためるガスが出たりするんだ。
だから、地球温暖化とも関係しているんだよ。
このヒートアイランド現象を防ぐ方法のひとつは、公園やベランダ、屋上に木や草をうえること!
ビルやアスファルトばかりだと太陽の熱がたまってしまうけど、木や草があると、蒸発するときに熱をうばってすずしくしてくれるよ。
Image via Shutterstock
建物の屋根や道を白やうすい色にぬるのも良いんだ!
黒い色は太陽の光をたくさんすって熱くなりやすいけど、白やうすい色は太陽の光をはねかえすから、あまり熱くならないからなんだ。
それに、車じゃなくて電車や自転車を使ったり、エアコンの使いすぎに気をつけることも大事だよ!
車やエアコンをたくさん使うと、熱い空気やガスが出て、まちがもっと暑くなっちゃうからね。
もちろん、暑いときに無理してエアコンをつけないようにしていると病気になってしまうから、おうちの人と相談して、ちょうどいい温度で使うくふうをしよう。
ヒートアイランド現象は、ひとりで解決するには難しい問題だよね。
でも、ひとりひとりが力を合わせて行動したり、大人もいっしょにまちの作り方を変えたりすれば、今よりはすずしいまちが作れるかもしれないよ!
やってみよう!
クレヨンを地面に置いて、本当に溶けるか調べてみよう!
Photo by Ryuhei Ohoishi
もしかしたら、場所や色によるちがいもあるかもしれないよ。
※実験の後は、道をきれいにしてね!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)