小学生がつくった、真っ黒な石けん!?
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2025/06/26
日本
こんなことがかいてあるよ!
- 横浜市の小学生たちが、自然や地元のことを考えながら石けんを手づくりしたよ!
- 環境やSDGsについて学びながら、自分たちで売るところまでがんばったんだ!
みんなは、手や顔を洗うとき、石けんを使うよね。
色やにおい、形など、みんなのお気に入りの石けんはあるかな?
そんな石けんを、自分たちでつくった小学生がいるんだって!
横浜市の瀬ケ崎(せがさき)小学校の5年生たちは、総合の時間を使って、地元の人たちといっしょに世界にひとつの石けんをつくったんだ。
はじめは何をつくるか決まっていなかったから、「身の回りにある解決した方がいい問題」について話し合うところから始めたよ。
そのときには新型コロナウィルスが広がっていたから、「毎日もっと楽しく手洗いができたらいいな」と思って、石けんをつくることにしたんだって!
石けんづくりは、地域で環境にやさしい原料で石けんをつくっている会社にてつだってもらったよ。
そして、この石けんには、地域の会社からもらった炭をたくさん入れたんだ。
そうしたら、石けんの色が真っ黒になった!
そこで、この石けんの名前を、学校の近くの海に昔来たことがある外国の大きくて黒い船にちなんで、「黒船石けん」という名前にしたんだ。
真っ黒だけど、炭にはよごれをきれいに落とす力があるから、石けんに入れるととても良いんだって。
ほかにも、地域の海を守っているこんぶや、捨てられるはずだったみかんの皮など、自然のことを考えて材料を入れたんだ。においをかいでみると、ほんのりみかんの香りがするよ!
石けんのパッケージも、箱じゃなくて包み紙にしたんだって。
「ゴミをできるだけ出さないようにしよう」とみんなで話し合って決めたんだ。
紙に書いてある絵も、自分たちで考えて書いたんだって!
完成した石けんは、地域の薬局の前で自分たちで売ったそうだよ。
それに、この活動に参加した5年生は、地球温暖化やSDGsについて勉強して、環境のことをたくさん学ぶことができたんだ。
「石けんをつくるのにも、使うのにも、責任があるんだなって思った」
「地元でがんばっているおとなたちがいると知って、うれしくなった」
「前は、環境のことって自分とは関係ないと思ってた。でも、今はちがうよ」
5年生は、石けんづくりが終わった後には、こんなふうに話していたんだって。
身近な問題はなんだろう? って考えて、それを解決するために、友達といっしょにいろいろなことを勉強したり、自分で何かをつくったりしてみる。
そしたら、みんなの力で周りの人たちをもっと笑顔にできるかも!
それが、「みんなでいい社会をつくる」ってことの、はじめの一歩だと思うんだ。
瀬ケ崎小学校の子たちみたいに、きっとみんなにもできるよ!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)