いらないスマホが、マインクラフトのコインになる！？

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2025/05/29

ノルウェー

みんなは「マインクラフト」って知ってる？

地下にある鉄や金などの鉱石を集めながら、ブロックをつかって家や町をつくったりできる、大人気のゲームだよ。

このマインクラフトが、ノルウェーの電気屋さんといっしょに、ちょっと変わった取り組みをしたよ。

それは、家にある使っていないスマホやゲーム機などの電子機器をリサイクルのためにお店に持っていくと、ゲームで使える「マインコイン」をゲットする券をもらえるというキャンペーンなんだ！

マインコインを使うと、ゲーム内に新しい冒険の場所を作ったり、キャラクターの服を買ったりできるんだ。だから、マインクラフトをやっている人はほしいと思うよね。

そんなコインといらない電子機器をこうかんすることで、電子機器をみんながリサイクルしようと思うきっかけを作ったんだ。

それに、マインクラフトはこのキャンペーンを通して、「都市鉱山（としこうざん）」のことをみんなに知ってもらいたいと思ったんだって。

鉱山（こうざん）っていうのは、金や銀をはじめとした資源になる金属が含まれる「鉱石（こうせき）」がとれる山のこと。でもそれが「都市」にあるって…どういうことだろう？

実は、スマホやパソコンの中には、コバルトやリチウムといった、「レアメタル」と呼ばれるめずらしい金属が使われているんだ。そして、都市にはスマホやパソコンがたくさんある。つまり、都市にはたくさんの貴重な金属があることになるんだ！

スマホやパソコンを捨ててしまったら、これらの金属も失われてしまう。でも、回収すれば、山をけずって新しく金属を取るよりも、ずっと環境にやさしい方法で金属が手に入るんだ！

たとえば、自然の金鉱石（金がふくまれた鉱石）を1トンほっても、そこからわずか5グラムの金しか入手できない。でも、スマホ1トンからとれる金はなんと280グラム！

特に日本にはたくさんの使われていない電子機器があるから、世界の中でも一番と言えるくらい、「都市鉱山の国」なんだ。

マインクラフトでは、そんな「町の採くつ者」として、ひき出しの中やたなの上にある使っていない電子機器をさがしてみようって呼びかけているよ。

ゲームのキャラクターみたいな気持ちで、現実の世界でも「採くつ」してみるのも、おもしろいかもしれないね！