
せおって歩けば、夜の読書も問題なし!
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2025/04/17

タンザニア
こんなことがかいてあるよ!
- ソマ・バッグは、せおって歩くと太陽光パネルで発電できるリュックなんだ。
- このリュックがあれば、電気が使えない場所でも、夜も明るい中で読書や勉強ができるんだ!
世界中でみると、昔にくらべてたくさんの子どもたちが、学校に行けるようになったよ。中学校に通える子どもの数は、約50年前だと100人中41人だったけど、今では100人中77人に増えているんだ。
でも、「学校に行けること」と「十分な時間勉強ができること」はまた別の話だ。
例えばアフリカの国々では、今でも半分以上の家で電気が使えないんだ。電気が使えない家では、灯油のランプを使うこともあるけど、お金もかかるし、火事の危険もある。
なので夜は明かりがない家も多く、そうすると日が沈んでからは家で勉強ができなくなってしまう。学校に行けても、家では電気がないから勉強ができない、ということが起きているんだ。

Images via Soma Bags
そんなアフリカの子どもたちのために、すてきなリュックが作られたんだ!
その名も「ソマ・バッグ」! 現地の言葉であるスワヒリ語で「読書バッグ」という意味だよ。

Images via Soma Bags
ソマ・バッグは、太陽の光で電気をつくるしかけがついているんだ。このリュックには充電池と、ライトも付いていて、学校に行く間に電気がたまるんだ。フル充電できると、6時間も読書のためのライトが明るく光るんだって!
ソマ・バッグを考えたのは、アフリカのタンザニア出身のジェームズさんだ。タンザニアでは2022年の時点で、電気を使える家庭は全体の半分以下だった。ジェームズさんが子どものころも、家で電気を使えなかったんだって。だから、同じ思いをしている子どもたちを助けたいと思ったんだ。
バッグは捨てられたセメントの袋を使って作られているんだ。じょうぶで軽く、見た目もカラフルだよ!

Images via Soma Bags
ソマ・バッグは1つ600円~1200円くらいで買うことができて、多くの子どもたちが使っているよ。
勉強をするには、学校に通えるだけじゃなくて、家で勉強ができる環境をつくることも大切なんだね。みんなも身の回りのもので勉強を快適に、そして楽しくする方法などを考られるとよいかもね!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)