公害と環境問題

美しい地球に、今さまざまな危機がせまっています。地球の環境(かんきょう)を守るために、どのような問題があり、私たちにできることは何なのか、考えてみよう。

公害や環境問題ってどういうこと?

工場や車などの活動によって、空気や水、土壌が汚れたり、騒音や悪臭が起こったりすることを「公害」といいます。
これまでも、工場排水による川や海の汚染、大気汚染、騒音公害など、生活に大きな影響を及ぼすトラブルが各地で起こりました。
近年では、地球温暖化やプラスチックごみなど、より広い視点での「環境問題」が世界共通の課題となっています。

公害の主な例

大気汚染
工場や車から出る排気ガスなどに含まれる有害物質で、空気が汚されてしまう。ぜん息の患者が増えるなど、人の健康にも悪影響が出ることがある。

水質汚濁
工場排水や生活排水などが、適切に処理されず川や海に流れると、魚などの生物が住めなくなったり、飲み水として使えなくなったりする。

土壌汚染
有害な化学物質が土にしみこむと、農作物が育たなくなったり、作物自体に有毒物質が含まれることもある。

騒音・振動・悪臭
工場の機械音や建設工事の音、周辺から出るにおいなどが原因で、周囲の人が快適にくらせなくなるケース。

環境問題の広がり

地球温暖化
化石燃料の使用や森林破壊などで、大気中の二酸化炭素が増え、地球全体の気温が上がる。海面上昇や異常気象の増加など、影響は世界中におよぶ。

廃棄物問題
プラスチックごみなどが海に流れ出し、海洋生物に害を与える。埋め立て地の不足やリサイクル不足も課題。

オゾン層破壊
特定の化学物質によって、紫外線から地球を守るオゾン層が薄くなる現象。皮膚がんや生態系への影響が懸念される。

対策や取り組み

公害防止の法律や規制
工場から出る排水や排気ガスを、基準を定めて制限することで公害を防ぐ。

環境アセスメント
大きな建物や道路を作る前に、自然や生活環境にどんな影響があるかを調査し、問題がないか確かめる。

リサイクルや省エネ
ごみを減らし、資源を大切に使う。省エネ機器や再生可能エネルギーの導入で、温室効果ガスの排出を減らす。

国際的な協力
地球温暖化や海洋汚染は一国だけでは解決できない。国連会議や条約によって、多くの国が協力して対策を進めている。

まとめ

公害は、経済発展や工業化のなかで深刻化し、多くの人の健康や自然環境に被害をもたらしてきました。
対策が進んで改善された面もあれば、新たに地球温暖化や廃棄物問題など、グローバルな環境問題が深刻化しています。
日々のくらしでごみを減らす、リサイクルをする、エコな商品を選ぶなど、一人ひとりができることはたくさんあります。
これからの地球のために、身近なところからできる対策を考えてみましょう。

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