水溶液の性質

酸性、中性、アルカリ性の水溶液の性質を学ぼう。金属をとかすこともできる液体ってどんなもの?

水溶液ってなに?

水溶液は、水にものがとけた状態のことをいうよ。
たとえば、食塩水(水に塩がとけたもの)や、砂糖水(水に砂糖がとけたもの)が代表的だね。

どうして「水溶液」になるの?

砂糖や塩など、水にとける性質をもつ物質が、水の中でばらばらに分かれて混ざり合うと、見ためにはどこにも砂糖や塩がないように見えるけど、水全体に行きわたっているんだ。
この状態を「水溶液」と呼んでいるよ。

水溶液の主な性質

見た目は 透明になることが多い
塩や砂糖をぜんぶとかしてしまうと、見えなくなるけど、実際にはとけた物質が 水の中にちゃんと存在しているんだ。

味やにおいが変わることがある
砂糖水は甘い味、食塩水はしょっぱい味がするよ。でも、においにはほとんど変化のないものもあるんだ。

電気を通すかどうか
食塩水のように、電気が流れるものもある。砂糖水は 電気を流さないんだ。こうしたちがいも、溶けている物質によって変わるんだよ。

水溶液のいろいろな種類

食塩水
食塩が水にとけた水溶液。しょっぱい味がして、電気を通すんだ。

砂糖水
砂糖が水にとけた水溶液。甘い味で、電気は通さない。

石灰水
石灰という物質が とけた水溶液で、二酸化炭素を吹きこむと白くにごる性質があるよ。

酸性やアルカリ性
酢やレモン汁などは酸性の水溶液。
石けん水はアルカリ性。
こうした酸性・アルカリ性の度合をpH(ペーハー)であらわしたりするんだ。

まとめ

・水溶液とは、水に物質が溶けた状態のこと。
・見た目は透明でも、味や電気の通しやすさでちがいを知ることができる。
・酸性やアルカリ性など、水溶液ごとにさまざまな性質があるよ。

身近な食べものや飲みものにも水溶液はたくさんあるんだ。いろいろ試してみると、理科の世界がぐんと広がるよ。

動画で学ぼう!(NHK for School)

(外部サイト)
  • 酸とアルカリNHK 15:00
    理科6年 ふしぎ情報局
    水溶液には、酸性・アルカリ性・中性のものがあることを調べる。
  • 水は水でも…NHK 10:00
    ふしぎがいっぱい (6年)
    水溶液は、溶け込んだ物によって、3つのグループ(酸性、アルカリ性および中性)に分けられることに気づく。
  • pHメーターとはNHK 00:50
    いろいろな方法で、水溶液の性質を調べられることを知る。
  • 酸性雨による被害NHK 01:29
    酸性雨がもたらす被害について知る。
  • なぜ酸性雨ができるのか?NHK 02:33
    酸性雨は、大気中の汚染物質が溶けた雨であり、人間のもたらした環境破壊の一つであることを知る。
  

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