水のすがたの変わり方

水は冷やすと氷になり、あたためると水蒸気になるよ。温度を計りながら冷やしたりあたためたりして、水がどのようにすがたを変えるのか、見てみよう。

水のすがたはどう変わるの?

水は、液体・固体・気体 の3つのすがたを行ったり来たりするよ。
たとえば、液体の水がこおりに変わったり、水蒸気になったりするんだ。

液体の水、個体の水、気体の水

液体の水
コップに入っている水や雨のしずくのように、流れたり、かたちを変えたりするのが液体のすがた。
水たまりなど、入れ物や地面に合わせて形を変えるよ。

固体の水(こおり・雪)
水を冷蔵庫の冷凍室に入れておくと、温度が 0度よりひくくなって、固いこおりになるよ。
雪やひょうなども、水の固体バージョンだよ。
こおりは固体なので、スプーンですくっても流れないよね。

気体の水(水蒸気)
やかんでお湯をわかすと、ふたから白いけむりみたいなものが出るよね。あれは水の気体「水蒸気」が 冷やされて、小さな水のつぶになったものだよ。
実は、見えない状態の気体の水蒸気も、空気の中にふくまれているんだ。

すがたが変わるときどうなるの?

とける(融解)
こおりが あたたまって 水(液体)にもどる。

こおる(凝固)
水が0度より低くなって、こおりになる。

わく(沸騰)
お湯が100度になると、ブクブクわいて水蒸気になってうきあがる。

ゆげになる(蒸発)
100度じゃなくても、ゆっくり時間をかけると 水は蒸発して空気中にとけこんでいく。

くもる(凝結)
冷たいジュースを入れたコップの周りに水滴がつくように、空気中の水蒸気が冷やされて液体の水にもどっているんだ。

どんなところで見られる?

朝のしも
夜のうちに地面の表面の水蒸気や水が冷えてこおりになるよ。

夏の入道雲
暑さでたくさん水蒸気が上空にのぼって、冷えて水のつぶになり、大きな雲を作るんだ。

冬の雪やつらら
雪は水蒸気が冷たい空気の中でこおりの結晶になったもの。つららは、とけかけた雪がまた寒さでこおるのをくり返してできるよ。

まとめ

・水は、温度や周りのようすによって液体(みず)・固体(こおり)・気体(水蒸気) にすがたを変える。
・とけたり、こおったり、ゆげになったり。じつはくらしの中で、いつも起こっているんだ。
・熱の出入りや温度の変化を意識してみると、水のふしぎな変化がよくわかるよ。

水は地球の中でもいろんなすがたでぐるぐる回っているんだ。
朝露や雲、雨、川、海などいろんな場面で観察してみよう!

動画で学ぼう!(NHK for School)

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