1825年、ルイ・ブライユという人が、いまの6つの点を組み合わせる点字を考えたんだ。ルイ・ブライユってどんな人だったのかな?
ルイ・ブライユと点字
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ルイ・ブライユは、6個の点を組み合わせる点字のしくみを考えた人。フランスの小さな村で生まれました。
ルイ・ブライユの家には、職人のお父さんがはたらく工房がありました。
そこで遊んでいた3歳のときに、目をするどい刃物で突いてしまい、片目を失明してしまいました。
その後、病気のえいきょうもあって、5歳のときにはまったく目が見えなくなります。
やがて成長し、盲学校に通っていた頃、バルビエという軍人さんが考えた、12個の点がある点字に出会います。これはもともと、暗闇(くらやみ)の中でも戦いの命令(めいれい)を伝える方法として考え出されたものでした。
この点字をもとに、1825年、ルイ・ブライユは、もっとかんたんに読むことができる6個の点の点字を考えました。
やがてルイ・ブライユは盲学校を卒業し、この学校の先生になりました。
43歳で亡くなるまで、目の不自由な人が文字を読めるように、と活やくを続けたルイ・ブライユ。
彼の暮らした家は、今は点字博物館になっています。
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