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Yahoo!きっず 東京2020 オリンピック・パラリンピック特集

アーティスティックSの新星・吉田萌 射止めた「シンデレラガール」の座(5)

 2020年東京大会そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第41回は愛知県出身、アーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミングから名称変更、以下AS)の吉田萌(よしだ・めぐむ)を紹介する。

世界水泳でメダルを取って、東京へ

ジャパンオープンのデュエット・フリールーティン、乾・吉田組は中国ペアを上回る2位に食い込んだ。今月の世界水泳、そして来年の東京五輪でも好成績を期待したいところだ【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

 ジャパンオープンは日本選手権を兼ねた国内最高峰の大会であると同時に、17年より「国際水泳連盟ワールドシリーズ」となっている。今年のジャパンオープンは世界トップに君臨するロシアが参加し、来年に迫った東京五輪に向け各国の意識の高まりを感じる試合となった。また7月の世界水泳選手権ではぜひとも表彰台に乗り、東京五輪でのメダルにつなげたい日本にとって、大事な意味を持つ国内開催の国際大会でもあった。「私はロシアの選手が出る大会に出るのは初めてですが、同じ大会で泳げると何か得るものはあると思う」と語った吉田にとっても、貴重な経験となったはずだ。

 同大会のデュエット・フリールーティンで、乾・吉田組は昨年のアジア大会で敗れた蔣文文・婷婷組(中国、ジャパンオープンには所属クラブから出場)を上回り、吉田は「去年は中国に勝とうと思ってアジア大会に挑んで勝てなくて、今回リベンジできて良かったです」と手応えを語っている。

 その後、5月のカナダオープンで中国の黄雪辰、孫文雁組(中国、リオデジャネイロ五輪銀メダリスト)に敗れていることもあり、乾・吉田組が7月の世界選手権で表彰台に乗れるかどうかは予断を許さない。しかし吉田は、井村ヘッドコーチとともに日本代表の黄金時代を築いた金子正子元シンクロ委員長も「しなやかで、(ジャッジに対して)好感度がある」と評する得難い個性を持つ。

 世界と戦える美しい足と豊かな音感、フレッシュな勢いを武器に、「メダルを取って、東京につなげたい」と意気込む吉田萌は、初の大舞台に臨む。(2019年7月10日掲載記事)

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