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Yahoo!きっず 東京2020 オリンピック・パラリンピック特集

アーティスティックSの新星・吉田萌 射止めた「シンデレラガール」の座(3)

 2020年東京大会そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第41回は愛知県出身、アーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミングから名称変更、以下AS)の吉田萌(よしだ・めぐむ)を紹介する。

パートナーの乾は音感の良さを評価

ともにデュエットを組む乾友紀子(写真左)は吉田の「音楽をキャッチする力」を評価する【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

 日本代表でのキャリアは浅いが恵まれた体躯を持つ吉田は、選考方法変更の狙いを体現したような選手だ。

 吉田は17年世界選手権後に、ナショナルAチーム(日本代表)に加入した。翌18年6月のカナダ遠征で初めて日本のエース・乾友紀子のデュエットパートナーに起用され、続いて8月にインドネシアで開催されたアジア大会でもデュエット代表として戦うことになった。身長170センチの乾と169センチの吉田の、大型デュエットの誕生だった。

 北京五輪後から10年以上日本のエースとして代表を引っ張ってきた乾は、過去に多くの選手とデュエットを組んでいる。吉田が乾のパートナーとなったことは大抜てきといえ、「シンデレラガール」とも評された。

 吉田の長所は「双子といってもいいくらい似ている」と井村コーチが評するように、乾とそっくりの足と、音感の良さだ。

 パートナーの乾は吉田を「音楽をキャッチする力がすごくあります」と評価しており、井村コーチも「今までたくさん見てきた日本のデュエットの中で、最も二人そろって音感がいい方です。だから、体で音楽を感じるルーティンが泳げます」と期待を寄せる。

 来年に迫った東京五輪に向けては今年7月の世界選手権(韓国)が目下の目標となるが、世界選手権終了後、井村コーチはフリールーティンを新しい演目に変えようと目論んでいる。

「彼女達二人だから感じられる音感で泳ぎこなせるようなルーティンを作ろうと思っています。独特の外したような音の取り方、ありますよね。兵隊さんが歩くような(音の)刻み方がASだと思っている方にとっては『そういう曲のとり方もあるんだ』と感じるような、まるでダンスのような独特な世界観の、乗って泳いだら楽しくて素敵なルーティンができるんじゃないかなと想像しています」(2019年7月10日掲載記事)

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