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Yahoo!きっず 東京2020 オリンピック・パラリンピック特集

17歳フェンサー・上野優佳が見据える未来「今がゴールではない。目指すはその先」(5)

 2020年東京大会そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第39回は大分県出身、フェンシングの上野優佳(うえの・ゆうか)を紹介する。

大きく踏み出した今、故郷への思いは...

生まれ故郷の大分を離れ、世界を相手に戦う日々を送る。来年の東京五輪を視野に入れつつ、選手としてのピークはその先に見据える【スポーツナビ】

 五輪前年の今季は、世界各国を転戦するグランプリ、ワールドカップなど上位に入ればより多くのポイント獲得につながり、ランキングが上がれば五輪出場の道が一気に開かれる勝負のシーズンでもある。

 生まれ育った故郷を離れ、世界と戦う日々。当初こそ「不安だった」と振り返る。だが、大きな一歩を踏み出した今は故郷を恋しく思うどころか、地元に帰れば絶対ここへ行く、とか、これだけは食べたい、とこだわりがあるわけではなく、むしろ、大分の海の幸の代表格とされる関サバ、関アジも「生魚が食べられないから、食べたことがない」とあっけらかんと笑う。

「ここに行けば落ち着く、と思うような思い出の場所とか景色も特別ないんです。子どもの頃、家族で水族館とか動物園にも連れて行ってもらったんですけど、すぐ飽きちゃう(笑)。遊園地もジェットコースターは好きだけれど、ゆっくり回る観覧車は嫌。フェンシングだけでなく、何でも速い(笑)。別府に住んでいたから『いい温泉を教えて』と言われるんですけれど、そもそも温泉も嫌いで(笑)。お風呂もパッと入ってすぐ出ちゃうし、興味がないから答えられないんです(笑)」

 おそらく一生に一度の母国開催。見に行きたい、と思っていた東京五輪、そしてオリンピックという夢が現実の目標となった今、上野が描く目標は何か。

「今がゴールではなく、目指しているのはその先。選手としては28歳で迎えるロサンゼルスがひとつの節目になると思うので、それまでの東京、パリに出場して絶対にメダルを取りたいです」

 明るい笑顔に秘める勝負師の強さと、どこまでも広がる可能性。誰よりも速く、誰よりも強く。大きな世界にその名を刻むのも、きっとそう遠くない未来であるはずだ。(2019年5月28日掲載記事)

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