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Yahoo!きっず 東京2020 オリンピック・パラリンピック特集

世界基準の日本人セーラー・高橋レオ 夢は五輪メダルとアメリカズカップ出場(3)

 2020年東京大会そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第38回は静岡県出身、セーリングの高橋レオ(たかはし・れお)を紹介する。

自ら語る49er級の魅力

高橋が乗る49er級は2人乗りの種目。ペアの小泉維吹とともに出場した、江の島でのワールドカップで決勝レースに進む活躍を見せた(写真右が高橋)【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 高橋が五輪出場を夢見るようになったのは、セーラーとして活躍した父の影響にほかならない。2015年、17歳で日本セーリング連盟のナショナルチーム入りを果たし、16年に49er級に乗り始めた。その時点で高橋のセーリング歴は9年になろうとしていたわけだが、それでも「49er級のヨットは他の種目に比べバランスを取るのが難しいし、スピードも出るので、乗りこなすまでに1年くらいかかりました」と話す。

 実際にレースを見ると、その迫力に驚く。平均時速20キロ、最大時速40キロを超えるヨットはちょっとバランスを崩すだけで転覆しそうになるが、それを2人のセーラーが海に身を乗り出し必死にコントロールする。49er級はまるで海の上の暴れ馬のようだ。

「技術とパワー、接近戦での緻密な戦術、そしてペアのコンビネーションが重要。そこが魅力なんです」と高橋は言う。

 ちなみに東京五輪のセーリング競技は、神奈川県の江の島ヨットハーバーを拠点に7月26日〜8月5日の日程で行われる。10種目の内訳は、1人乗り種目がウインドサーフィンを使う「男女RS:X級」、「男子レーザー級」および「女子レーザーラジアル級」、セーリング最古の種目と言われる「男子フィン級」の5種目。2人乗りの種目は「男女470級」、「男子49er級」と「女子49erFX級」、そして16年リオデジャネイロ五輪で採用された「男女混合フォイリングナクラ17級」の5種目となっている。

 高橋が乗る49er級は00年のシドニー五輪から採用された比較的新しい種目だが、見る者を魅了する派手な操船スタイルとスピードレースで花形種目と呼ばれている。

 その49er級で高橋/小泉ペアは昨年9月、東京五輪のテスト大会を兼ねたセーリングワールドカップシリーズ江の島国際大会で初めて決勝レースへ進み、総合10位に食い込んだ。同級で当時まだ2年程度のキャリアだったことを考えれば評価に値する成績で、一躍代表候補に躍り出た。(2019年5月7日掲載記事)

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