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Yahoo!きっず 東京2020 オリンピック・パラリンピック特集

世界基準の日本人セーラー・高橋レオ 夢は五輪メダルとアメリカズカップ出場(2)

 2020年東京大会そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第38回は静岡県出身、セーリングの高橋レオ(たかはし・れお)を紹介する。

高い操船技術は元プロセーラーの父親仕込み

 彼に会って最初に驚くのは日本人離れした恵まれた体格だ。ニュージーランド人の父と日本人の母を持つ高橋は身長192センチ、体重85キロと欧米の選手に引けを取らない。とりわけパワーが必要とされる49er級にもってこいと言える。

 49er級は五輪種目の中で2番目に大きい全長4.9メートル、全幅2.9メートルのヨットを使う。セールサイズも大きく風を受ける面積が広いため、スピードは五輪種目随一の最大時速40キロを超える。さらに海水との接地面積が小さい艇体はバランスを取るのが難しく、操船には高い技術も求められる。テクニックとパワーの両方を兼ね備えていなければ到底扱えない代物なのだ。

 高橋のセーリング技術はかつてプロセーラーとして活躍した父親仕込み。父のロバート・フライ氏はヨットレースの最高峰・アメリカズカップにもニッポン・チャレンジの一員として挑戦した実績の持ち主。現在はエアレースチームのコーディネーターとして、手腕を振るっている。

 高橋がセーリングを始めたのは9歳の時だった。母の故郷である静岡県熱海市に生まれ、沼津市で幼少期を過ごした後、7歳の時、父の故郷・ニュージーランドのオークランドへ家族で移住。ニュージーランドはアメリカズカップ優勝や五輪の金メダリストも輩出する強豪国で、練習環境に恵まれている。しかし、セーリングを始めた頃の高橋少年は、「最初はセーリングが嫌いでした。風が強くて雨が降っている日に海に出るのがイヤだったから」と振り返る。それもレースに出場するようになるとヨットを扱う面白さに目覚め、瞬く間に海の虜になった。(2019年5月7日掲載記事)

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