ヘルプ

よみがなをつける


Yahoo!きっず 東京2020 オリンピック・パラリンピック特集

大好きな愛媛にゴルフで恩返しを 黄金世代生まれ河本結、五輪への覚悟(2) まとめ 未来に輝け! ニッポンのアスリートたち

 2020年東京五輪そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートたちを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第9回は愛媛県出身、女子プロゴルフプレーヤーの河本結(日本体育大1年)を紹介する。

松山聖陵高の仲間たちに学んだ「覚悟」

「みかんは大好きです」とあふれる愛媛愛を語る河本【寺下友徳】

 高校は愛媛県を離れ、茨城県の通信制高校でゴルフに打ち込む道を一度は選んだ。しかし、「朝から晩まで練習はできたのですが、ずっと集中できるわけではない。メリハリが必要」と、2カ月で地元へ戻り、スポーツコースでたった1人の女子1期生として松山聖陵高に転校。そこには後に16年・広島東洋カープから5位指名を受ける野球部のエース・アドゥワ誠をはじめ、さらなる高みを目指す他競技のアスリートたちが集っていた。

「みんなにはゴルフと違った面からアドバイスをいっぱいもらいました。自分としても成長できた3年間でした。
 例えば当時、私は女の子として見た目を気にしていた時期もあったのですが、その時にみんなから『なんのためにここへ来たの? もっと鍛えなくちゃ』と言われて。アスリートとして根本的なことを気付かされました。そして甲子園や花園に行くみんなを見て『私も頑張らないといけないな』と思って、ゴルファーとしてすべてをささげようと思えたんです」

 またこの時期、彼女はアドバイスを受け入れるだけでなく、自ら獲得しにもいった。野球部の冬季トレーニングに志願参加。荷川取秀明監督は当時の様子をこう振り返る。

「結ちゃんは素直だけど自分を持っている子。『学校として少しでも力になれるなら』ということで受け入れました。もちろん、砂浜でのトレーニングでは遅れてしまうのですが、それでも一生懸命やるんです。そこで1年経ち、2年目になった時に本人は『ずいぶん体が安定してきました』とは言っていましたし、アドゥワとか野球部にもいい刺激になりました」

 事実、アドゥワもドラフト指名直後のインタビューでこう答えている。「結ちゃんとは『一緒に頑張ろう』と誓いあったので、プロの世界で僕も頑張りたい」。

「みんなが一緒だったから、冬のトレーニングも頑張れましたし、ランクアップというジムでのトレーニングでは下半身を中心に強くたくましくなれました」
 高校3年生となった16年には世界ジュニア選手権で7位タイ。さらにLPGAプロトーナメントでもステップアップツアーでベストアマ3回、2度のレギュラーツアー予選通過。同学年の畑岡奈紗、勝みなみ、新垣比菜ら1998〜99年生まれ「黄金世代」の一角として、高校女子ゴルフ界の顔となった。(2018年2月22日掲載記事)

河本結選手の記事一覧

すべてのページのいちらんを見る