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競技転向3年後に日本歴代2位に 身長179cmの女子やり投げホープ北口榛花(2) まとめ 未来に輝け! ニッポンのアスリートたち

 2020年東京五輪そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートたちを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第4回は北海道出身、陸上競技の北口榛花(はるか/日本大)を紹介する。

競泳、バドミントンで活躍 高校から陸上の世界へ

高校2年生でグランドスラム東京を制覇。破竹の勢いでトップ選手への階段を駆け上がっていった【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

 ホープとしての魅力を秘めた北口だが、中学では陸上競技をやっていなかった。3歳で競泳を始め、小学生ではバドミントンにも取り組んだ。バドミントンでは小学生の全国大会で団体優勝をし、競泳では旭川東高校1年時に高校総体支部予選で50メートルと100メートルの自由形で優勝。当初は高校では競泳で上を目指すつもりだった。
 だが、同校陸上競技部の松橋昌巳監督に、この2つのスポーツで培った肩の強さと柔らかさという能力を見いだされ、「きっと強くなれるよ」と勧誘されたことが陸上競技との出合いだった。

 競泳への思いは強かったが、「すごく悩んだけど、親にもやってみればと言われたし、先生に競泳も続けて構わないと言っていただけたので、始めることにしました」。

 そうして、思いもよらなかった高校生活が始まり、まだ競泳との"二刀流"だった6月の高校総体北海道予選でのことだ。女子やり投げ決勝で北口は助走にもなっていないような助走で、取って付けたように数歩進んでから、へっぴり腰の手投げでひょいとやりを放り投げた。下手くそ以外の何ものでもない"素人投げ"。それなのに高校生では一定レベルと言える45メートルラインを超え、優勝をさらってしまった。

「こんなに短期間に記録が出ると思いませんでした。陸上も面白くなってきたので、競泳と両方で上を目指します」と高校1年だった北口は初々しく語った。
 なんというポテンシャルの高いアスリートが旭川から出現したものだろう。フォームの稚拙さと記録の間のあまりにもかけ離れたギャップを目の当たりにし、そう呆気に取られずにはいられなかった。投げ方が洗練されたときにどこまで記録が伸びるのか計り知れないと、うなるしかなかった。北口はその年の10月に、陸上に専念することを決断する。(2017年12月14日掲載記事)

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