ヘルプ

よみがなをつける


Yahoo!きっず 東京2020 オリンピック・パラリンピック特集

京都が育んだ女子プロテニスプレーヤー 加藤未唯、五輪へ世界へ「限界までやる」(2) まとめ 未来に輝け! ニッポンのアスリートたち

 2020年東京五輪そして世界に向けて、それぞれの地元から羽ばたくアスリートたちを紹介する連載企画「未来に輝け! ニッポンのアスリートたち」。第3回は京都府出身、女子プロテニスプレーヤーの加藤未唯(佐川印刷)を紹介する。

輝いた2017年

スクールのコーチや一般会員の方たちは加藤の顔を見つけると、「ここの机でよく勉強していたのよ」「レベルの上手い下手に関わらず、誰とでもコミュニケーションを取る子でした」と振り返る。子どもの頃の姿を、多くの人が覚えている【スポーツナビ】

 石井による自主性を伸ばす指導のもと、「思うがまま」のテニスを築いた加藤は伸びやかに成長し、戦果をも挙げていく。17歳の時には全日本ジュニア選手権を制し、同世代の日本の頂点にも立った。
 だが彼女は、ジュニア最後の年に手にした"日本一"のタイトルよりも、14〜15歳の頃に年長者を破り達したベスト4などの方が、うれしかったと述懐する。相手が強いほど燃える反骨精神は、一般的な京都人のイメージとは矛盾するかもしれないが、実はこの町の気質と重なるものだ。やや余談になるが、加藤の実家は160年以上続く造園業。家を出入りする職人や、「あそこのお寺さんは......」などと電話で話す父を見て育った彼女には、古都に脈動する"伝統とは革新・創造の連続である"の精神が、自然と植え付けられたのかもしれない。

 同期選手の多くが、通信制の高校を選び実質的にはプロに近い生活を送るなか、地元の高校に通い大学進学も視野に入れていた加藤は、19歳の誕生日目前にプロ転向する。本人いわく「完全に出遅れた」状況ながら、まずはダブルスで成績を伸ばし、昨年はグランドスラムに出場。今季はシングルスでも、9月に東京で開催されたジャパン女子オープンで、予選から勝ち上がり準優勝の大躍進を見せた。またダブルスでは、ジュニア時代からのパートナーである穂積絵莉(橋本総業)と組み、全豪オープンでベスト4に進出。日本人ペアのグランドスラムベスト4は15年ぶりということもあり、一躍、東京五輪のメダル候補として注目を集めた。(2017年11月28日掲載記事)

加藤未唯選手の記事一覧

すべてのページのいちらんを見る