世界的に長寿の国、ニッポン。そこに住んでいる私たちは、当たり前のように「人生80年」なんて言っているけれど、世界的に見れば、それは本当にすごいことなんだ。それを支えているのが、医療・福祉の分野で働くひとたち。病気は待ったなしなので、24時間365日誰かが働いている崇高な仕事だ。
「医療・福祉」にかかわる仕事には、どんな仕事があるのだろう? ここでは、「病院」「薬・医療機器」「福祉施設」の仕事について紹介しているよ。では、さっそく見てみよう。
人の役に立つ仕事として一番目に上がるのが、医療・福祉の仕事。病気で苦しむ人に適切な処置をし、痛みだけでなく、精神的な不安も取り除いてくれる医者や看護師のお世話になったことは、誰だってあるよね? ほかに、レントゲン技師や作業療法士など、病院ではさまざまな専門家が働いているんだ。また、患者としては行きたくないけれど、楽しい食生活を送るためには、歯医者もいてくれないと困るよね。
『人体・遺伝が好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
医師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、MRなど
薬に関する仕事というと、ドラッグストアーなどにいる薬剤師をイメージするのでは? 薬剤師は、医者が作成した処方箋(しょほうせん)を元に薬を処方する人で、薬・医療機器を開発するのは、製薬会社や医療機器の会社(で働く人)なんだ。開発するにあたり、副作用など患者の反応を確認する必要があるので、大学や病院と連携して行うんだ。開発するのは研究者だけど、医者と信頼関係を築き、会社との橋渡しとなるMR(医薬情報担当者)の役割も大きい。
高齢化が進む日本では、福祉の仕事は今後ますます注目されるだろう。一人で生活することが困難になっているお年寄りの身の回りの世話をしてあげて喜んでもらえると、自分もうれしくなる。誰かの役に立つことで、自分が社会に必要とされていると実感できるのは、仕事をする上で大切なことだね。福祉に関する仕事には、介護士や社会福祉士などがあり、年々注目度がアップしているよ。
『人に役に立つのが好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
福祉の公的施設で働く、ソーシャルワーカー、ホームヘルパー、など