お腹が減っていたら集中できないし、力も出ないし、やる気も起きない。そう考えると、食事って本当に大切だよね。でも、お腹を満たすためだけに食べるのは味気ない。できることなら楽しく食べたいし、そうしてくれるのが食の仕事にかかわる人たち。おいしい食事は、心も満たしてくれるんだ。
「食」にかかわる仕事には、どんな仕事があるのだろう? ここでは、「飲食サービス」「食品会社」「調理・栄養」の仕事について紹介しているよ。では、さっそく見てみよう。
レストランに行くと、ウェイター(ギャルソン)やウェイトレスといったホールスタッフがオーダーを聞きに来てくれるよね。ホールスタッフは、料理人が現場を覚えるために担当することもあり、飲食サービスの基本なんだ。ワインをお店の売りの一つとして提供する場合はソムリエがいて、お店の管理をするのがマネージャーなんだけど、経営的な仕事は、オーナー自らやっている場合もあれば、給料を払って適任者に依頼することもあるんだ。
スーバーに行くと、生鮮食品にはじまり、肉、魚、飲み物、インスタント食品、お菓子、アイスクリーム、さらに調味料や香料、乾物などさまざまな食品があるよね。それらの食品会社で働く人たちは、どうしたらお客様に手に取ってもらえるか、また買ってもらえるかなど、味からパッケージデザイン、宣伝までつねに試行錯誤(しこうさくご)しているんだ。簡単ではないけれど、ヒット商品や永く愛される商品を生みだし、多くの人を笑顔にできるといいね。
料理やお菓子を作るのが好きで、自分の腕を振るいたい人は、シェフやパティシエ、パン職人が向いているかも。オシャレな雰囲気と一線を画すのが、日本食の料理人。といっても、日本食はユネスコ無形文化遺産に登録され、多くの国でヘルシーな食事として人気で、外国ではかなりオシャレなのだ。
一方、「健康」という観点で食の仕事にたずさわるのが、管理栄養士。社員食堂や病院などの施設で、栄養バランスのよいメニューを考える。自分が考えたものをおいしく食べてもらえて、健康な人を増やすことができたら、それは大きな社会貢献だね。
『料理が好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
シェフ、日本料理人、パン職人、パティシエ、ソムリエ、栄養士など