「ファッション」にかかわる仕事をする人には、どんな人がいるのかな? ここでは、「ファッションデザイナー」「アパレルメーカーで働く」「ネイルアーティスト」「ビューティーカンセラー・コスメティックアドバイザー」の方にききました。
「ファッション・ビューティー」にかかわる分野で働く人にききました!
『仕事の内容・やりがい・きっかけ・みちのりは?』
■仕事内容
アパレルメーカーの企業デザイナーとして働いています。
全国450店舗展開をする大きなSPAブランドの企画室に所属し、婦人用のスーツやコート、シャツ、ワンピース、ボトムなどのデザインを担当しています。
■やりがい
企画・生産・販売を一体化して行うSPA業態は、デザイナーの意思が販売現場にダイレクトに伝わりやすいのが魅力です。
さらに販売店舗数が多いブランドの場合、生地やボタンなどの資材をすべてオリジナルでつくりこむので、デザインの自由度が高くなります。
また、自分のデザインした商品が売れ筋になったり、テレビや街で着ている人を見かけるとうれしいです。
■きっかけ・みちのり
中学生のとき、家庭科の授業でつくったパジャマがきっかけです。
既存の型紙では物足りず、先生が私の希望に沿ったオリジナルの型紙をつくってくれました。
そのときの、自分のデザインを形にできた喜びが今でも忘れられません。
その後、被服科のある女子大学に進学→卒業後、今の会社にデザイナーとして就職しました。
■仕事内容
ジュエリーの企画、営業、販売をする会社で、販売を担当しています。
■やりがい
提案した商品をお客様が気に入ってくれたとき、実際に身に着けていただいたときの、パッとお顔が華やかになるのが見られることが魅力です。
■きっかけ・みちのり
ジュエリーが好きだったこと、人と接する仕事がしたかったことから、現職を選びました。
■仕事内容
ヘアサロンにヘアアーティストとして所属しています。
雑誌やテレビなどでテクニックを披露(ひろう)することもあります。
■やりがい
毎日、違う人と出会えるのが新鮮。
また、人がきれいになっていくのを見られるのが楽しいし、笑顔でありがとうって言ってもらえることがうれしいですね。
■きっかけ・みちのり
両親が、美容室を経営しているんです。
土日はお店をやっているから、小さい頃は遊んでもらったことなんかなく、大変だなとも思ったけど、楽しそうに仕事しているのを見て、なんとなく自分も将来は美容師になるのかなと考えていました。
■仕事内容
お客様と密に接する接客業。対面で2時間から3時間お客様とお話する。本当に様々な職業の方であるお客様との会話から、雑学王になれます(笑)。
■やりがい
普通に生活していたら会えないような方との会話は楽しい反面、対応の仕方であったり、気分を害されないように気配りするのが大変な部分でもあります。でも大好きなネイルで喜んでいただくことがうれしいですし、作業は地味ですが、やりがいもあり、楽しいです。
■きっかけ・みちのり
もともと美容系に興味があり、やりたいことで手に職をつけたくて仕事探しの日々。自分でネイルチップにデザインをよく描いて遊んだこともあり、ネイリストの道も考えたのですが当時の生活ではネイルスクールに通える余裕がなく、生活ベースで考えて同じ美容系の某大手エステ会社に就職。
■仕事内容
スタイリストの経験を生かし、専門学校でファッション全般の講師も兼ねる。ACCピアカウンセラーの資格を取得。現在、学校カウンセラーを務めている。
■やりがい
イメージを、どのように写真や映像で伝えていくか、いつもイマジネーションを膨らませ、新しい挑戦ができるところ。自分の仕事に誇りと責任が持てるところ。
■きっかけ・みちのり
ファッション、映画・映像の世界の仕事を目指し、大学進学を望んだ周囲の反対を押し切り、専門学校のファッション・デザイン科、その後スタイリスト科へ進み、フリーランス・スタイリストのアシスタント、スタイリスト事務所のチーフ・スタイリストを経て、独立。経験を生かし、母校、その他の学校でファッション全般の講義を持つ。