働く人「科学技術・ものづくり」編

「科学技術・ものづくり」にかかわる仕事をする人には、どんな人がいるのかな? ここでは、「化学メーカーの研究開発」「自動車の設計」「自動車整備士」「化学メーカーの営業」「システムエンジニア・プログラマー」の方にききました。

「科学・ものづくり」にかかわる分野で働く人

  • 「科学・ものづくり」にかかわる分野で働く人にききました!

    『仕事の内容・やりがい・きっかけ・みちのりは?』

化学メーカーの研究開発(あぼがど6さん)

  • ■仕事内容
    中堅(ちゅうけん)化学メーカーで、新素材の開発を担当しています。

    ■やりがい
    「自分で新しい素材をつくることができる」。そして、「それが世間の役に立つ」。
    うまくいくと「日本化学会」から賞がもらえる。
    受賞歴: 平成4051年度 日本化学会技術進歩賞

    ■きっかけ・みちのり
    高校時代、化学の実験で合成繊維(今から考えると、6-10ナイロン)を作り、化学を志す。
    その後、大学・大学院(修士)で、合成化学を学び、日本で一番大きな化学会社に入る。
    13年を経過した今年、もう少し自由に研究開発をしたい、ということで、小回りの利く、今の会社に転職。

自動車の設計(みすまるさん)

  • ■仕事内容
    色々な機械に使用される部品の金型を設計、製作しています。
    主に、2輪4輪自動車の部品が多いですが、家電、IT部品、その他、大手メーカーで研究開発中の部品の金型設計、製作を行ったり、部品そのものの試作を行ったりもします。

    ■やりがい
    典型的な物つくりで、地味です。が、金型は日本のお家芸ともいわれるとおり、一見アナクロな技術の集合に見えますがなかなか高度な技術と設計思想で製作されている(物もある)と思います。
    そういった製品は素人(しろうと)目に見ても美しいものです。
    経済的にはどうかといえば、もうかる仕事をすればもうかるし、もうからない仕事をすればもうからない…。
    どういう仕事をするかは本人しだいといったところでしょうか。

    ■きっかけ・みちのり
    元々は大手企業でまったく分野ちがいの研究生活をしていました。
    病気をきっかけに郷里に戻った時、長く働くためにはどうすればよいか考え、その結果家業をつぐ決心をしました。
    それまでは実は家業のことも良く知りませんでしたので、ありていに言えばいきあたりばったりです。

自動車整備士(ぷ〜すらさん)

  • ■仕事内容
    レーシングマシンの設計・製作をしている会社で、エンジンメンテナンスの仕事をしています。
    入社1年目から、スーパーGTに出たマシンのエンジンメンテナンスをさせてもらいました。

    ■やりがい
    レース車両にたずさわる仕事に就きたいというのが夢だったので、今は毎日が充実しています。

    ■きっかけ・みちのり
    中学生のときレースを見に行き感激したのが最初のきっかけです。
    高校卒業後、東京工科専門学校のエンジンメンテナンス科に入学して、ロータリーエンジンやV型など、いろいろなタイプのエンジンを実際にさわって勉強するうちに、さらに興味が深くなりました。

化学メーカーの営業(toy_yukkiさん)

  • ■仕事内容
    法人会社に営業し、仕事の製造依頼を獲得(かくとく)する。
    獲得できると工場に見積指示を出す(希望価格・納期・品質維持などを参考に工場は製造価格の見積を計算する)。
    客先と価格の交渉をして、製品単価を決める。
    単価が決まれば、製造に取りかかり、決められた納期に間に合うように調整を行う。
    実際に納品がすみ、不具合がないかを確認して、次回の製造について打合せ。

    ■やりがい
    自分で進む方向を決められること。障害もありますが、すんなり行く仕事なんて無いので乗り越えるのも仕事のうちかなと。
    あと、手がけたものが実際に売り場にならぶのを見ると気持ちよくなるから。

    ■きっかけ・みちのり
    大学卒業後、親の勧めで営業職に。特別、興味があった仕事内容ではありません。
    正直言って、なんとなく今の仕事に就きました。

システムエンジニア・プログラマー(菅野和憲さん)

  • ■仕事内容
    お客様の「やりたいこと」をコンピュータでどう実現するかを考えて、実現方法を提案して設計。
    設計を元に、実際にプログラミングしてテストを実施。

    ■やりがい
    こつこつ積み上げていって(作り上げていって)実際に動いているのを見たときはうれしかった。

    ■きっかけ・みちのり
    工業系の高校時代にプログラムの授業がおもしろかったのと、高校時代で一番成績が良かった科目でもあった。
    コンピュータを触っていて1日中過ごせるタイプだった。

    専門学校中退後、就職活動をして、1つ目の会社に入社。
    専門学校は全然別ジャンルの専門学校に通っていた。

  
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