働くって、どういうことか考えたことある? 大人たちは、どうして、何のために働いているんだろう? 働くって大変なのかな? 楽しいのかな? さっそく考えてみよう。
なぜ働くの?
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社会に出て働く目的はさまざまだ。一つとはかぎらないし、変化することもある。ここでは、そのいくつかを見てみよう。
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●自分で生きていくため
自分のことは自分でやれるのが、大人なんだ。
食べものや洋服やクツなどを買ったり、ガスや水道、でんき料金をはらったり、家を借りたら家ちんだって自分ではらう。
このように、生活していくためには、働くことが大事なんだ。
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●生活を豊かにするため
休日には、ショッピングに出かけたり、スポーツをしたり、映画を見に行ったり、好きなことをして過ごしたいよね?
そのために、一生けん命働いてお金をためるんだ。
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●社会をよくするため
学校や図書館など、公共のしせつがいつでも使えるように、道路や川を整備するために、警察に犯ざいを減らしてもらうためになど、さまざまなことに税金が使われているんだ。
また、税金は、発展途上国を助けるためにも使われているんだ。みんなが安心してべんりに生活していくために、そして社会をよくするために、働いて税金をおさめるのは、国民の義務なんだよ。
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●働くのが楽しいから
だれかに何かをしてあげて、「ありがとう」と言われたり、それによってその人が幸せになったりしたらうれしいよね? ほめられると自信がつくし、「この仕事をやっててよかった!」と達成感があるんだ。まだ先の話だからイメージできないかもしれないけれど、働くのって楽しいんだよ。
世の中には数えきれないくらいの仕事があるけれど、働いている人たちは、どうやって今の仕事を選んだんだろう?
●あこがれの人や職業があった
プロとして活やくしているスポーツ選手や、人気のアイドルには、子どものときにあこがれの存在がいたり、その職業にみりょくを感じたりして、今の仕事を目指したという人も多い。生活の中にあこがれの仕事があるかもしれない。
●好きなことを続けていたら、その専門家になった
マンガをかくのが好きだった、お菓子を作るのが好きだった、虫が好きだったなど、興味があることをとことんつきつめていたら、その分野の専門家になった。
●得意なことに関係する仕事を選んだ
自分がどんな仕事をやりたいのか分からなかったけれど、得意なことに関係のある仕事だったら、楽しくできそうな気がした。
●親や先生、友達、先ぱいに相談して
自分のことをよく知っている親や先生、友達、先ぱいに相談して、自分もなっとくできる仕事を選んだ。
●今できることを考えた
まずは働くことが大事だから、自分にできそうな仕事を探した。
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仕事を選んだきっかけは、人によってさまざま。夢があって、それをかなえた人もいれば、うまくいかなかったり、途中で気持ちが変わったりして、ちがう道に進んだ人もいる。でも多くの人は、どんな仕事をしたいのかなやみ、自分で考えたり、親や先生に相談したりして、将来を考えている。そうして働き出してからも、より自分にあった仕事について考えているんだ。
ひとつ言えることは、社会のことを広く知っている方がいいということ。親や先生にそうだんするのもいいし、働いている人に話をきくのもいい。インターネットを使えば、いろいろな仕事を調べることができる。こうやって学んだことは、たとえ途中でやりたいことが変わっても、後でとても役に立つんだ。調べ方が分かっているし、調べる前よりも、自分を生かせる仕事に近づいているのはまちがいないんだから。
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